日経平均株価は下値を探る展開で始まった。前週末の米国株市場では、中東でのイランとイスラエルの対立が一段と緊迫化するなか、地政学リスクを嫌気してハイテク株を中心に幅広く売り込まれる地合いとなった。東京市場でも弱気に傾き、朝方は先物主導の売り圧力も加わり、下げ幅は700円を超える下げで、3万9000円の大台を割り込む場面もあった。ただ、その後は買い戻しや押し目買いが入り徐々に下げ渋る展開となり300円近い下落で取引終了。
チャートを見てみると
今月安値を割り込むと3月高値を起点とした下落の流れが継続していると判定になり、長期平均線も昨年11月以来の割り込みとなることで一段と調整色を強めることになる可能性が高くなる。今月安値を維持できるか割り込むかが目先のポイント。
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