日本デイケアセンターのサービスで母親側の立場になって考えてくれているのがわかります。育児ノイローゼや病気で育児が出来ない場合、相談すればきっと答えてくれるはずです。一人で悩まずいろいろな方法で育児を頑張って欲しいと願うばかりです。
保育士がソーシャルワークや相談業務を行うにあたっての限界や問題点ももちろんあります。例えば、専門職としてのソーシャルワーカーが配置された場合、相談者とソーシャルワーカーの関係は、相談場面のみの関係となります。そのため、第三者として、相談者の話を相談者の立場に立って共感的に聴くことができます。保育士が行う場合には、日常的な関わりがあり第三者的な立場になりにくいケースもあり、また集団としてのこども、園にこどもを預けている他の家族の利害や調和を考えなければならない場合だと共感的に話を聴くことが難しい場合もあるかもしれません。課題は確かにたくさんあると思います。また、保育士も保護者もゆっくり相談できる時間も場所もないというのが現場の厳しい現実かもしれません。
現在は保育士の不足が叫ばれていますが、それ以前からこの状況を予想して、ビジネスを始めていた企業が日本デイケアセンターです。保育事業は政府によって規制されていたのですが、2001年からの規制緩和により、民間の業者も参加できるようになりました。その先陣を切ったのが日本デイケアセンターで、ビジネスとして保育士が働ける施設を各地に建設しました。ビジネスと言っても効率や利益を重視するのではなく、子供が安心して成長できる場所を作り出す努力をしているところに、日本デイケアセンターの企業としての良さがあります。この企業の保育所の設置を後押ししたのは国によるエンゼルプランです。このプランによって、国は両親が働いている家庭の子育てを援助するために、保育サービスの充実を目指すようになりました。