2020年の東京オリンピックの開催が決まった。
きっと、喜ばなくてはならないのだろうけど、福島の原発や進まない震災復興を見ていると、手放しでは喜べないと思う。
特に、原発の汚染水は今も「アンダー・コントロール」ではないのだから。
地下の水脈がどうつながって、海にどう染み出しているのか。
解明されていない事実がいくらでもある。

東京の街だって、放射能の汚染がどれだけあるのか、忘れ去られているのではないか。
ホットスポットという言葉を最近はあまり聞かないけど、放射能の汚染がいったいどれだけの規模で広がっているのか、真の情報が我々にもたらされているのか、もし、また大津波が襲ったら日本は壊滅するのではないか、など考え始めるといろんな心配が出てくる。

オリンピック、オリンピックと、例によってマスコミはどこもかしこもうるさいが、もっと冷静な報道はできないものか。
7年後、はたして東北は復興しているのか、原発は終息しているのか。
復興予算よりもオリンピック関連にお金がまわっていくのではないか。
現地の方々の思いに想像を馳せながら、私たちは浮かれることなく、復興とオリンピックを両立できるのかを、いったん立ち止まって考えていくべきではなかろうか。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
一日自宅に閉じこもっていました。
少しは疲れが取れたかも。