まあ、いろんなオペラを聴いていると、最後は 「死」 が多いな。
「トリスタンとイゾルデ」
「椿姫」
「蝶々夫人」
「オテロ」
「リゴレット」
「真珠とり」
「ドン・ジョヴァンニ」
「ボエーム」

今、思いつくだけでもこんなにある。
ん?
オペラって、どんげして(急に宮崎弁)死ぬかを描いたもんじゃっちゃろかい。
そうかも。
たぶん、そんげやっちゃが。

いやあ、オペラはこわい。

幕後に、「これからみんな希望をもって生きるんだよ~」っていうメッセージを発するものって、

たぶん、

皆無だ。

そうなんだよね。

今を生きるっていうオペラでも、劇でも、芝居でも、文楽でも、

なべて、「死」を対象化しないと成立しないんだよね。

その淵を、少しもうかがわせない舞台芸術って、成立するんだろうか。

なんて、珍しく、高尚なことを考えてみた今夜。



源氏物語の印象的な場面も、「死」がテーマになっていたりするからね。

「生」は「死」を意識して、「生」となり、「性」となる。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
酔ってしまったなぁ。
今夜は。