今年のベストワインは、赤はシャトー・マルゴー1997。
次は同じ会で飲んだコス・デストゥルネルの2001、そしてピション・ラランドの2001。
ブルゴーニュはグロのモレ・サン・ドニ2009。

白は特にないかな。
キスラーぐらい・・?

シャンパンは先日のユリス・コランなんだろうな。

今年はこうやって振り返るといいワインを飲んでいなかったんだなと改めて思う。

来年は少しはいいワインを飲もう。

で、今夜は夕方から豚バラ肉のスモークにかかった。
スモーク前。
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肉はあらかじめウーロン茶で煮て、漬け込み液にひたして乾燥したもの。

スモーク中。今回はサクラ90%に10%のヒッコリー。
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バラ肉を燻しているせいか、煙のにおいが違う。

できあがり。よく色づいてくれた。
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で、今夜はすき焼き。
合わせたワインはオスピス・ド・ボーヌのポマール・キュベ・スザンヌ・ショードロン2007。
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グラスを二つ用意してみたら同じワインなのに全然表情が違って。
左がリーデルの、ステムのないチロル。
右が北一のグラス。
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チロルは果実味の甘さ、酸の熟成したなめらかさを表現してくれる。
一方の北一は、むしろ2007ピノのまだ若々しい青さや、酸の強さを示してくれる。
口径部の開き具合とボールの深さとの相関関係かも。

このオスピスの作り手は ラ・ジブリオット。
そう、あのクロード・デュガのネゴシアン部門だ。

もちろん、デュガのジュヴレ・シャンベルタンは私の大好物のワイン。
このオスピスにも期待度満点だったけど、それを裏切らないうまさ。
二つのグラスのうち、ワインを若々しく感じさせる北一を主体に味わうことにした。

これが今夜のワイン、ということは今年最後のワイン。
オスピスとともに2012年を見送ろう。

それではみなさん、よいお年を。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
このワイン、今年最後に選んでよかった。