いわゆる裾もののブルゴーニュであるが、以前酷評した 。
で、やはりダメワインなのかと思い、あと1本残っていたものを飲んでみた。
前の1本は初日は調子よくて、2日目以降が酸が立ってだめだったと書いた。
ところが、今回は、鼻からダメである。
酸がきつい。
えぐみもあって、苦くて、まったくうまく熟成していない。
ここに至るまでの過程のどこかでダメージを受けたような気配はないし、まったくワインの持って生まれた性質だろうと思う。
醸造過程でなにかあったのだろうか。
しかし、呑兵衛の悲しさよ。
それでも我慢して飲んでみて、ボトルに三分の一を残した。
それ以上はいくらなんでも飲めなかった。
その残していたものを今夜飲んでみた。
抜栓して5日目である。
ところが、この五日のうちに空気とうまく反応したのだろうか、最初の酸のきつさもえぐみも取れてかなりやわらかなワインとなっていた。
ピノの端正な姿はないものの、まあ、飲めなくもないワインとなっていた。
奇妙なワインである。
1本目は初日はまあまあ、2日目以降は落ちぶれてしまった。
今回の2本目は初日から落ちぶれていたものの、5日経って持ち直した。
どうも不安定である。
ポテルの名前だけで買ったら損をするワインであることだけは確かだろう。
しかし、このワイン、懲りずに売られている。
瀟洒なエチケットとはうらはらの、危険性十分なワインであることだけは確かなようだ。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
ああ、今日は晴れた。
泡が飲みたかった!!