ACブルゴーニュの裾ものワインは、いったいどれだけのポテンシャルがあるのか。

開栓して2~3日後でもおいしく飲めるのか、あるいは劇的に変化するのか。

まあ、これまでの経験からすれば、2日目ぐらいまではおいしく飲めるのが普通であった。

3日目になるとどうなるか。

それは経験がないからわからない。

なにせ、呑兵衛の自分だから、3日目までワインが残っているなんてまずありえないからだ。



さて、ニコラ・ポテルのブルゴーニュ2005。
ウィノローグ winologue

7年前の裾ものだからどうだろうかと思っていた。

抜栓当日は、案外若々しくおいしく飲めた。

むしろ熟成した感があまりしなかった。



ところが、2日目。

まったく気の抜けたワインになってしまっていた。

香りも閉じ、タンニンというよりえぐみのようなものが前面に出てきて、酸もきつい。

一夜で50歳も年取ったような衰弱ぶりである。

いくら裾ものとはいえ、いくら7年経ったとはいえ、これは落ちる速度が早すぎる。

こんなに極端に変化するものなのだろうか。



しかも、2005年といえばブルゴーニュの当たり年。

ポテルのシャンベルタンなどすごく高い評価をうけているではないか。

やはり裾ものは裾ものというべきなんだろうか。

たしかあと1本あったはずだから、もう一度試してみようと思う。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

休肝日は今日でまだ9日。

今月はよくて12日ですね。