コス・デストゥルネルの作るベーシックボルドーがこのワイン。
抜栓すぐにトロピカルフルーツの甘い香り。
しかし、それも束の間。
果実香の中に、奈良漬、麹、大根などの過熟成したひねっぽい香りがあばれはじめる。
酸も攻撃的なところがある。
飲めなくはないけど、さしておいしくもない。
これ、地元のデパ地下のワインセラーで2500円ぐらいで売っていたので、掘り出し物かと思ったのだが、値段相応であった。
しかし、この熟成のしかたはおかしい。
こんなにヒネるはずがない。
きれいに年を重ねてない。
どこかで、熱か光かのダメージを受けたワインのはず。
7年目のソーヴィニョンにしては黄色が濃すぎである。
おいしく飲めそうもないので、安く販売していたのか。
売れないより、安くでも売れたほうがましからか。
こんなワインを売り出すようじゃ、いなかのデパートの地下セラーもいただけない。
これを飲んだのが5月1日の夜。
その夜に悪酔いした持ち主に合わせてパソコンも酔ってしまったのか。
翌日からパソコンが不調になったのである。
いわくいいがたい因縁のワインである。
くわばらくわばら。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
連休明けの今日。
体をなじませるのに苦労しました。