秋なんだろうなぁ、と思う。
教室の窓から外を見て、ああ、秋だなぁ、と雲を見上げたりする。
廊下を歩いていると、開け放った窓からさっとやさしげに涼しい風が吹いてくる。
ああ、外は秋なんだろうなぁと思いながら職員室に帰ってくる。
机の上に修練生が注いでくれたお茶が、時間が経って薄く褐色に変化したままじっとうずくまっている。
その横に、添削を欲する作文が10人分ぐらい。
それをしり目に次の時間の授業のためにチョークをそろえる。
教科書を持ち替える。
教務手帳を持っていることを確かめて、椅子のざぶとんも温まらないうちにまた出ていく。
秋なんだろうなぁ、外は。
そういえば、もう霧島は紅葉しているのかな。
近所の公園の広葉樹が染まっているぐらいだから、やっぱ秋なんだわ。
思い切って校庭に生徒を出して、青空授業でもやるか?
という妄想を抱きながら、淡々と授業を進める。
そう、もうセンターまで2カ月しかないのだから。
秋なんだろうなぁと思いつつ、四角い部屋に収斂していく意識の果てに、いったい何が待っているのか。
何も待っていないのか。
時計の時だけが無機質に流れる部屋。
ああ、外に出てみたい。
思いっきり、秋の空気を吸ってみたい。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
愚痴でした。