これ、先日飲んだシャトー・ペスキエ キュヴェ・テラス 2009。
セパージュはグルナッシュ55%、シラー45%。
典型的な南仏ワインなんですが、グルナッシュやシラーに感じる、あのコショウ臭さがほとんどない。
むしろ、熟したブラックベリーや焼き栗、ハーブの香りにモカやチョコレートなどのニュアンスもあって、味わいまろやかで、ススーッと喉をすべり落ちていくんです。
攻撃的なところのない、なかなかすぐれたワインです。
自然農法ワインのよさは、やはりこのすなおにぶどうのよさが感じられるところ、後腐れのないところではなかろうか。
例によって、カツオのタタキをいただく醤油にこのワインを垂らして食したのですが、ちゃんとマッチングしてくれました。
マグロのように水っぽくなく、赤みの強いカツオの身には、ローストしたニンニクとイタリアンパセリで食すのが一番です。
ごちそうさまでした。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
キュベ・テラスは ここ
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