5日のコンサートの〆はベートーヴェンの交響曲第7番でした。
前半の6曲の演奏だけで2時間かかったところで、20分休憩。
休憩後にベト7は、演奏する方も大変だろうなぁと思わされました。
聞いている側にいる私でさえ、すでに全へンのベートーヴェンの三重協奏曲で緊張の糸が切れそうになっていました。
休憩を取るまでせいぜい90分ぐらいが我慢できる時間かなと思います。
三重協奏曲の最後は、不謹慎にも「早く終わってくれないかな。ベートーヴェン、しつこいなぁ」と思っていたのでした。
さて、休憩後のベト7。
ベト7といえば、のだめですけど、指揮の徳永さんが「最終楽章はものすごく盛り上がりますよ。」とおっしゃっていました。
「第一楽章は三拍子だけど、日本人は二拍子になってしまわないよう気をつけなくてはならない」とも。
そうして始まったベト7。
第一楽章はきっちりと手堅く演奏。
第二楽章の葬送行進曲。
しめやかというより、聞き応えのある演奏。
第三楽章。第四楽章への予感。
第四楽章。狂喜乱舞、お祭り騒ぎ。
ビオラのトップのお二人もコンマスも腰が浮き上がらんばかりのエネルギッシュな演奏。
大いに盛り上がってエンディング。
うん、元気もらったなぁ。
第1ヴァイオリンの最後尾で三浦文彰氏も演奏していた。
徳永さんが「ご苦労さん」と肩をポンと叩いていたのが印象的でした。
さすがに、ベト7の後にはアンコールはなかった。
午後3時から6時まで、3時間の長丁場の演奏会はこうして終了。
明日への活力をもらった演奏会でした。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
次は8日の県民コンサート。
1000円で見られるのも、この音楽祭のいいところでしょうね。