ウィノローグ winologue
東日本大震災チャリティーコンサート 『さくら咲くコンサート』 が催されました。

会場は日高本店プロショップ2階ギャラリー。


フルート、クラリネット、ファゴットそしてピアノ。

宮崎出身の4人の若手音楽家によるコンサートでした。


曲目は

シューベルト    『鱒』 (Fl、Cl、Fg)

メンデルゾーン  『歌の翼に』 (Cl、P)

安田芙充央    『ケルトファンタジー』 (Fl、P)

ラフマニノフ    『ヴォカリーズ』 (Fg、P)

グリンカ      『三重奏より Ⅰ&Ⅳ』(Cl、Fg、P)

ガベーユ     『ソナチネより Ⅰ』 (Fl、Fg)

ドビュッシー   『ヒースの茂る野』 (P)

メンデルゾーン 『演奏会用小品 No.1』 (Fl、Cl、P)

******アンコール*******

ニュートン   『アメイジンググレイス』 (Fl、Cl、Fg、P)


100名しか入らない小さなギャラリーでのコンサートでしたが、こじんまりとしている分、各楽器の音色がきれいに聞こえました。

演奏者とお客さんの距離がすごく近くて、アットホームで暖かな気持ちのこもったコンサートでした。

4人の演奏者の力量もさることながら、震災の被災者への支援のためにさっと集まってコンサートを開くという行動力に感服しました。


東京フィルハーモニー交響楽団の首席ファゴット奏者の黒木さんは、震災当日は千葉にいたようです。

東フィルのコンサートの準備をしている最中に震災に遭って、コンサートは中止。

そのまま帰宅難民となって千葉の地元の公民館で一夜を明かしたとか。

それから、今はコンサートのキャンセルがたくさん入っていて、東フィルの方々も苦労されているようです。

そういう生々しい話も出ましたが、とにかくこの4人の音楽家の演奏に酔った1時間でした。


アンコールの『アメイジンググレイス』では、木管がそれぞれにソロを取り、祈りにも似た音楽が会場を包みました。

思わず涙されたお客さんもいたようです。

チケット代金は全て寄付されるということです。

ノーギャラで演奏してくれた4人に本当に感謝したい思いでいっぱいでした。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

こんな企画が、遠く離れた宮崎でもあったことを知っていただくと嬉しいです。