「どんなことでも、10年間、毎日続けたらいっちょうまえになる」というのを吉本隆明さんが言っている。


その昔の学生の頃、やはり同じような言葉を聞きました。

今、大学の哲学の教授になっている方が、「10年間こつこつやっていたら、きっとものになるよ」と。


大学院で哲学を勉強されているその方の実人生から導かれた言葉だったのでしょう。

当時の私は、「そんなものなのか」と思っただけで、その言葉の重みを感得できなかった。


吉本さんの言葉と同じような言葉に、「どんな才能や技量も1万時間の練習を続ければ本物になる」というのがあるそうです。

1万時間といってもピンときませんが、糸井重里さんの言葉を借りれば、「1万時間って、1日に2時間から3時間の仕事を 『10年間、毎日』 続けた数字なんですよ」ということです。


なるほど、1日に2~3時間の何かを行う。

勉強でも、スポーツでも、芸術でもなんでもいい。

とにかくその一事を1日2~3時間やる。

10年間毎日欠かさずやる。


これ、言葉で言うのは簡単だけど、10年間毎日やるのかと思うと、ちょっと気が遠くなりそうな。。。。

1日2時間でもきっと3日で音を上げそうな気がします。

いや、きっと挫折します。


しかし、こう言っているうちは凡人で、偉大な人間はきっと淡々と1日2~3時間の仕事をこなしていくのだろうな。

10年間、欠かさず。

いったいその淡々と前に進めるエネルギーはどこから沸いてくるのか。


好きなことであっても、毎日2~3時間は飽きるだろう。

飽きずにいつもリフレッシュできる心的状態をどう作り出すのか。

凡人には解けない難問です。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

自室の壁一杯の本棚にしまわれている1000本にも及ぶVHSのビデオテープを見ながら、「1本見るのに2時間かかるとして、2000時間か。毎日見続けても1000日かかるのか」と凡人の私はため息をつくのであった。