4月1日から1年契約の仕事を始めた長男の、今日が最初の月給日。
まあ手取りは少ないものの、仕事があってお金をいただけるのは幸せだと思っています。
本人いわく「アルバイトをしていた最盛期よりも少ない」とのことです。
でも、実際にお金を手にするとそういうこともどこかに行ってしまいます。
そういえば、自分も就職した頃、初めてもらった給料はとても嬉しかった。
それがたとえ金額は少なくても、自分の働いた時間がお金になって戻ってくるという初々しい感覚。
あの頃の感動をもうすっかり忘れてしまっていました。
年を重ねるにつれ給料が増えていき、時間がお金になって戻ってくる感覚から、やがて仕事がお金になって戻ってくる感覚となり、そして勤続年数と経験がお金になって戻ってくる感覚になり、同時に欲も育って行き、いつしか今のお金に満足できない気持ちも育っていったように思います。
もちろん、子どもを養い、親を養うだけのものは必要ですから、かつての日本の給与体系の根幹であった年功序列は、それなりに評価できる制度だったと思います。
年功序列から実力主義、成果主義が幅を利かすようになってから雇用形態も変化し、今では惨憺たる雇用状況になっています。
働く人を幸せにできない経営とは、いったい何ぞや。
さて、うちの長男。
初月給でビールを買ってくれました。
苦味がきいてましたね。
来年の採用試験に向けて、勉強も頑張ってもらわないと困るので、働きながら勉強もしてもらわなくては。
まだまだ親は安心できません。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
今は大卒初任給20万の時代なんですね。私のときは11万でした。30年経って9万の差。大きいのか小さいのか。