時々外国に旅行に行った人からお土産をもらうことがあります。
音楽家を描いたコースターやキーホルダー、安物の時計、定番のマカデミアナッツとかクッキーとか。
たまに豪勢なワインのお土産をいただくこともあります。
宮崎から遠く離れた異郷の地で、こちらのことを思い出して買っていただくその親切に感謝するのは当たり前です。
餞別も何も贈らなかったにもかかわらずお土産をいただいた日には、ちょっと恥ずかしささえ覚えることもあります。
日本にはモノがあふれすぎて入るもの、やはり外国のものは一味ちがった風合いや味をかもしだしてくれるものです。
しばし、旅行談義にも花が咲いて、旅行してきた方と私の間に、ほんのりと爽やかな空気が流れたりするものです。
ところで、外国土産といっても、時々困ってしまうのがあります。
それは食べ物です。
たとえば、例のマカデミアナッツ。
サイパンとかグアムとかハワイとかに行って来た人からいただくことが多いのですが、私はちょっとあのチョコレートが苦手。
クッキーにしても、その風味が日本のものと違って独特であったりして、それがその国の個性ではあるのだろうけど、なにか食べるのに二の足も三の足も踏んでしまいます。
ましてや、酸化発酵させたつけもの等だったりしたら。。。。
韓国ドラマ好きなかみさんでさえ、「中国や韓国のものはちょっと遠慮する」とかいう始末。
食べる前から拒否するなんて単なる偏見だろうと思うのです。
しかし、それが偏見であることを十分わかってはいるものの、なぜか食べる気になれないのです。
なぜなんでしょう。
毒入りギョーザの件が影響してないともいいきれません。
お土産だけに留まらず、食品をスーパーで買うときも「中国製」とかの表示に目が行きますもんね。
まぁ、中国製のニニクにはお世話になっているけれど、これは「食材」ですからね。
「食品」の場合にどうも腰がひける。
嫌な偏見、嫌な食わず嫌いだとは思うし、叱られそうですが、なんともならないんです。
というわけで、先日いただいた某国製のつけもの、まだ封を切らず食卓においてあります。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
ワインだって外国製の食品ではないかと指摘されれば、己の矛盾を恥じるばかりなのです。。