今日まで本校1・2年生は学年末試験でした。

13科目、4日間の長丁場の試験が終了してほっとしている生徒たち。

とりあえずは、1年生での試験は今日で終わり。

春休みに向かってのんびりしたいところでしょう。


しかし、採点をしていると、問題の指示を守れない答案によく出くわすものです。

たとえば・・・


①「選択肢の記号で答えよ」という指示だから記号で答えればいいのに、わざわざ選択肢の中身の方を解答用紙に書いてしまう。

②「正しいものに1、間違っているものに2をつけよ」という指示なのに、「○」「×」で答えてしまう。

③「▲▲はどういうことか」という説明問題なのに、「~~だから」という理由説明の文にしてしまう。

④「古い順に並べよ」なのに、新しい順に並べてしまう。


単なる注意散漫なのか、指示を読まないだけなのか、読んでも頭に残っていないのか、勘違いなのか。

これが一人二人だけならまだしも、必ずクラスに数人はいるのです。

本人たちに話を聞くと、「設問は読んでいるのだが、解答しているときにまちがってしまう」ということです。


そう、読んでいるだけで、「理解」はしてないのですね。

授業でも集会でも、教師の話をまともに日本語として「理解」してくれているのだろうか思うこともしばしば。


「次の授業は○○教室でやる」と伝えても、すぐに「どこの教室ですか」と聞いてくるなんてことはザラ。

「伊勢物語の主人公は在原業平」と説明しても、答案には「藤原業平」と堂々と書いてくる。

「問題1が井伏鱒二の小説」、「問題2が俵万智のエッセイ」だとした場合、「問題1の筆者を書け」という問いに、迷うことなく「俵万智」と書いてくる。

小説とエッセイの区別さえわからなくなる生徒がいたりするものです。


まあ、こんなわけで、日本語を日本語として読んだり聞いたりするだけでなく、いかに「理解」させるかが、教師の腕を試されるところかもしれません。

負けられませんね。



今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

五・七・五の形式を「短歌」と言ったり、短歌そのものを「詩」と言ったりしても笑ってはいけません。