わけあって先日、ドメーヌ・ド・シュバリエの2006を飲みました。

ボルドー、ペサック・レオニャンのワインです。

かつては好きなワインで、同じ地区の特級のオーブリオンと違って、親しみやすさがポイントのワインでした。

親しみやすさは、裏返せば自己主張に欠ける嫌いがあるということでもありますが、それでも、「おっ、あいつ、いいやつだから、仲良くしてやれよ」みたいなワインでした。

価格的にも魅力でした。

最近、この2006がネットで手ごろな値段で出ていたので、旧友に遭うような感覚で購入してしまいました。↓
ウィノローグ winologue



さて、お味はどうかと。

今のうちに確認しておこうというわかで、2本購入したうちの1本を開けてみたわけです。

2006ですから。

ヴィンテージチャートによれば、「クラッシックなヴィンテージとなった2006年(ボルドーワイン委員会)」とのこと。

期待できますよね。

ちなみに、特級のオーヴリオンは1本5万円ぐらいするみたいで。

そんな中で、このシュバリエは3000円台。

う~む、微妙な値段というべきか。


さて、コルクを抜いて飲んでみました。

やや色に深みがなく、香りもボルドーの化粧香紛々たるものでもなく、かなりおとなしめ。

タンニンは固く、舌を刺激する。

まだ、十分に熟成してない、やせた印象。

開けたの失敗かな。。。。


明日に期待しようと、まる一日おいて、翌日も飲む。

昨日の状態が、ワインが冷やしすぎていた反省もあって、室温に戻した上でもう一度飲んでみる。

しかし、タンニンが昨日よりもくすんでしまった印象で、期待していた果実香もイマイチ。


これはやはりもう少し寝かせるべきだったと反省しきりでした。

しかし、寝かせてもポテンシャルとして、これ以上美味しくなるのかどうか。

あと5年ぐらい先に試してみるしかないのかなと思って、ボトルを空ける間際の、結晶化したタンニンをざらざらと口に舐めてみる。

う~ん、う~ん。

大丈夫か、シュバリエ!



今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

バンクーバー Vancouver。

なぜに、ヴァンクーヴァーと表記しないのか、不思議でんな。

Vの字は「ヴ」と表記するんじゃなかったんだっけ?