なんか、家の中を掃除していたら、むかし学校から借りた本が出てきました。
借りっぱなしでそのまま忘れ去られていたのが、ひょっこりと物蔭から現れ出た感じでその本はやってきました。
『パラサイト・イブ』 瀬名秀明。
昔、私が借りて読んだ、とかみさんは言うのですが、私にはとんと記憶がなくて。
表紙カバーに書かれている荒筋を見てみると面白そうなので、さっそく読んでみることにしました。
太古の昔から我々の細胞組織に存在するミトコンドリアが人格化し、増殖するための乗り物としての3人の女性の人体を操っていく話です、たぶん。
医学用語がばんばん出てきて、丹念に読むと疲れますが、ストーリー展開を追っていくと非常におもしろい小説です。
主人公は生化学者の永島利明。
ある日、不審な交通事故で永島の妻の聖美が脳死状態に陥る。
脳死状態の中、聖美は腎バンクに登録していたので、腎臓を提供する運びになる。
しかし、永島は突然の聖美の死を受け入れられず、腎移植手術の際に知り合いの医者に頼み、聖美の肝細胞を採取し、それを培養することにした。
聖美の細胞を生かすことで、聖美が死んでいないと思いたいのだ。
その肝細胞に永島は「EVE 1」と名前をつける。
「EVE 1」はミトコンドリアが異常に発達し、やがて急成長して、ある夜、研究室にいた永島の研究室の大学院生浅倉佐知子を飲み込んでしまう。
一方、移植手術を受けた14歳の少女安斉麻理子の体の中にある腎臓は、毎夜麻理子に何者かに襲われる夢を見させ続ける。
事故死した聖美、腎臓を移植された麻理子、永島の教え子の佐知子。
この3人の女性を意のままに操る「彼女」、こと「EVE 1」。
この「EVE 1」がこの後、どうなるのか。
ドキドキしながら明日以降続きを読むことにしました。
おやすみなさい。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございまいた。
人体って、遺伝子の乗り物なんでしょうかね。