Works
・月が変わった。今日から気持ちを切り替えていこう。
・さて、今日は5月1日。
・教員免許更新講習のネットでの募集が始まった。
・地元宮崎大学で7・8月に開講される講習を30時間分(30単位)受けなくてはならない。
・去年の予備講習で必須領域の受講は済んでいるので、専門分野の講習を今夏受けることになる。
・1日6時間の講習を3日間、18単位分。お金も18,000円必要である。
・その申し込みがネットで先着順なので、今日は朝から落ち着かなかった。
・幸い受け付けの始まる午前9時は授業がなかった。
・パソコンの前に陣取り、受付開始時間を待つという光景は、端から見れば、人気バンドのコンサートチケットをゲットするために電話をひっきりなしにかけるのと同じように見られていたに違いない。
・そこまでしてやる必要があるのか、と言われるかもしれない。
・たかが講習じゃないか、そんなに慌てなくてもいいんじゃないの、と言われるかもしれない。
・だが、宮崎のような田舎では、地元の国立大学がやってくれる講習が一番身近でよい。
・他県の大学まで受講しに行くなら、その交通費や宿泊費だってばかにならない。
・それに講座の数は多いが、ほとんど40人程度の募集人員なので、すぐに埋まる可能性だってあるのだ。
・さて、9時に始めて順調に3講座を申し込めた。
・ネットがつながりにくいということはなかったので安心。
・あとはプリントアウトした申し込み用紙を大学に送れば正式の申し込みになるはずだ。
・わが校にはこの講習を受けなくてはならない教員が10名ほどいるが、みな午前中に申し込みが完了したようである。
・ちなみに、同僚が午後にネットを調べたところ、ほとんどの講座は定員に達していたらしい。
・早めに申し込んでよかったというところか。
・しかし、この更新講習、なんとかならないものか。
・ただでさえ現場は忙しいのに、今日のように講習の申し込みでエネルギーを使い、貴重な夏季休業期間中を大学まで、多い人は5日も通わなくてはならない。
・お金も1講習6000円もかかって、多い人は3万円も出費させられる。
・夏季休業とはいっても、実質は部活や課外や面談で追われまくりの勤務を強いられるのが教師の「夏休み」なのだ。
・いったい、教師を束縛して、あまり実のない講習を受けさせて、試験までして、それで得たものがどれだけ実際に生かせるのか。
・毎年、講習を受け持たなくてはならない大学の先生方も、相当な負担感を抱いている。
・この講習のために、どれだけのお金と時間が費やされるのか。
・講習を受けさせる位なら、教育現場でやるべきことはたくさんある。
・30人学級の実現、教員の持ち時間数の軽減、教員の数を増やす、老朽校舎の建て替え・耐震工事の促進、キャリア教育の推進などなど実をともなう対策はたくさんある。
・「教師の質が低下している」という、A元首相の思い付きから実施され始めたこの講習。
・現場の教師から言わせてもらえば、「教師の質の低下」ではなく、「日本社会の質の低下」が問題なのだ。
・それはなにも、教育だけの問題ではない。
・政治においても経済においても、「質の低下」はいちじるしい。
・まずは、政治家自身が襟を正して欲しい。
・こんな講習が、早期に改善されること(あるいは廃止されること)を望む。
Myself
・明日から5日連続のお休みである。
・明日は熊本に行くことにした。
・長男と語り、福岡にも遠征して展覧会を見に行く。
・長男のもとに届ける日用品を準備。
・ETC利用1000円で渋滞が発生するだろうけど、福岡まで往復4000円で済むのだから我慢しましょう。