昨日も今日も連日猛暑の宮崎である。

昨日は延岡で35℃を超え、今日は宮崎で34℃を超えた。

少し曇りがかってはいるけど、おおむね天候は「晴れ」である。

そろそろ梅雨明けだな。

「梅雨明けですよね」「そうねぇ」という会話が職員室でも交わされた。


ところがである。

宮崎単独で「梅雨明け宣言」は出来ないみたいである。

というのも、「梅雨入り」の時の気象台の発表はこうだった。

「鹿児島気象台は宮崎・鹿児島の南九州一帯が今日から梅雨に入ったもようだと発表しました!」

そう、宮崎気象台ではなく、鹿児島気象台が宮崎の梅雨入りを決める=宣言するのである。


つまり、鹿児島と宮崎は同じ「南九州」として「梅雨入り」「梅雨明け」は一緒でなくてはならないのだ。

「鹿児島はまだ梅雨だけど、宮崎は梅雨明けです」なんてことは発表できないのだ。


しかし、一日の天候や、週間天気を見ると、鹿児島と宮崎では天候は別物である。

これは地理的な要素に左右される。

鹿児島は東シナ海に向けてこれといった山地もないので、西の方からやってくる雨雲や北風の影響をもろに受けやすい。

一方、宮崎は背骨に九州山地を抱えているので、西からやってくる雨雲や北風が遮られるから、同じ南九州でも天候は異なるのである。


よく、天気予報で九州一帯の県庁所在地がみな曇りや雨のマークが並んでいる時、ひとり宮崎だけにさんさんと太陽マークが輝いている時もしばしばで、そんな時は「宮崎だけ、晴れマークやじ。能天気の晴れマークやじ。恥ずかしい!」なんて思うことさえあるのだ。


というわけで、同じ南九州でも、こと天候に関するかぎり宮崎と鹿児島をいっしょに括るなんてことはやめた方がよい。

冬に鹿児島に雪が降った日でも、宮崎は晴れているのだ!


で、今日は鹿児島では雨が降ったところもあるから、梅雨明けは宣言されなかった。

しかし、宮崎はもう立派に梅雨は明けてます。

明日も明後日も、一週間の予報もみんな晴れマークが打ってあります。


まぁ、気象台も昔の役人気質を今に伝えているだろうから、「日向は薩摩に従えばよか」という意識はあるだろうな。

維新で薩摩は活躍したけど、日向はド田舎でなんもなかったから。

維新政府が今に至るまでの全国的な行政の役所配置を決めたからね。

たとえば、JRがまだ国鉄だった頃、宮崎の南部の鉄道は「鹿児島鉄道管理局」に管轄されていて、電化工事や複線化など、いつも鹿児島の後塵を拝するばかりじゃった。

こんなことは今もきっと・・・。


しかし、私は宣言する!


宮崎は今日、梅雨明けしました!


鹿児島のことは知らんわい!