作家の林真理子氏が、かつて『世界の名酒事典2001年版』(講談社刊)に「ワイン・ボランティア」というエッセイを寄せていました。
「世の中には、他人に極上のワインを飲ませることを無上の喜びとする人がいる。私はこうした人々を“ワイン・ボランティア”と呼んでいる。」
そう、そうなのです
たしかにこのような人間が存在するのです
極上の、とまではいかないが、私もこのボランティアの真似事のようなことはよくしていて、ワイン会をする時は必ず1本は持って行くようにしています。
何本も提供するなんてことはできませんが、自分が持ち込んだワインをおいしいと言って飲んでくれると嬉しい気分になることは確かです。
ま、もっとも、持ち込んだワインに気づいてもらえない方がいると少しばかり残念な気持ちを持つのだから、まだまだボランティアという境地には達してないのも事実。
人間修養がたりません(´□`。)
かつてYahoo!の掲示板にもワイン会の報告をする板がありました。
そこでは、同じような気持ちを持っている人たちが、あちこちのワイン会でいろんなワインをふるまって楽しんでいる様子が書かれていたものです。
(今はないので寂しいですね)
中にはやはりすごく高級なワインを何本も持ち込む奇特な人もいて、いやはや恐れ入ることしきりでした
掲示板はなくなっても、ワイン・ボランティアをしている人はけっこういるんじゃないかと思っています。
では、なぜそんなボランティアをするのでしょう?