今、ある先生が検査のため入院されています。
新学期早々に大変でしたが、まもなく退院されます。
検査の結果いかんにかかわらず、無理をしないで仕事をしてもらいたいです。
今日は、別の先生が、体調が悪くなり病院に行かれました。
検査の結果は大事に至らずにすんだからよかったです。
明日からまたいつものように仕事をするという力強い言葉をいただきましたが、無理はしないでもらいたいです。
このところ、あちこちで体調を崩す方が。。。。
前立腺をやっちゃった人、白内障を患った人、糖尿の気のある人など続出。
まるで病気の百貨店状態。
これ、みんな年齢のせいです。はい。
歳を取るとどこかここかやはりおかしくなるものですね。
入院された方は人間ドックで異状が発見されました。
50を過ぎると、長年の生活習慣から来る変調は必ずやってくるもののようです。
どんなに節制しても、運動しても、病気になる時はなる!
これは逃れられない。
ならば、病気をどう受け止め、どう付き合うか。
そこに「よく生きる」ヒントがあるように思えます。
江戸時代の民衆は、病気を「治療すべきもの」と考えるのではなく、「人生の一部として引き受ける」知恵を持っていたと、何かで読んだ記憶があります。
その知恵とは、病気に抗わず、その痛み苦しみを引き受け、あくせくせくしない。
周囲の者は病者を手厚くいたわる、孤独にさせない。
そして、病者の痛みを共有する。次代に引き継ぐ。
そういう理解者があるから、病者も安心して病気を養うことができる。
いわば、病者とそれを囲む共同体の知恵といえそうです。
何かといえば医者にかかりたがり、薬漬けになり、あげくは金にあかせて海外で他人の臓器まで買う。
そんな「自分が生きること」に執着する現代人にはとても真似できそうにない知恵です。
病気を宣言された時、心を平穏に保つにはどうすればよいのか。
そういうことを考えなくてはならない年齢になったことを実感する今日でした。