今日は29日。

今年度の授業も、今日の課外で終了。

新年度が始まるまで、束の間の安息の日がやっときました。

とりあえずは4月2日まではのんびり過ごそうと思います。

そんな春休みののんびり気分とは対照的に、4月から大学生となる子供たちは、慌しくそれぞれの天地に向かって旅立っていきました。

空港に行くわずかな時間を見つけていらなくなった参考書を届けてくれた子。

高校生の時とはすっかりかわって、見た目はすでに今どきの女子大生になってしまった子。

3月中に遊びに来ます、と期待させながら結局来なかった子。

再度来年の入試に向けて、気合を入れなおして予備校に通うことを決めた子。

大学合格を果たせないで、別の目標を決めてがんばり始めた子。


いろんな子たちが、それぞれの旅立ちをしていきました。

道は違っても、彼らに共通するのは、ベクトルがまっすぐ未来を指し示していることです。

前にすっと向き続けている若さの力を感じます。


これからそのベクトルが捻じ曲げられたり、折れてしまったり、あるいは矢印が二股になってしまったり、消滅したりするかもしれません。

それでも、高校3年間で流した汗や涙が、きっとその子たちを支えてくれるはずだ、ということを信じていたい。


新しい旅立ちに幸あれと祈ります。



↓答辞を読む卒業生代表