圭君、残念でしたね。

アスリートには怪我はつきものです。

限界を超えることに意味を求めると、必ず歪みが生じます。若い選手にとっては常につきまとう最初のジレンマです。

それとどう付き合って行くかで、その後の選手生命が決まってしまうことになります。

20年以上前の話しですが、自分のことを思い出したので、徒然に綴ってゆきます。

中学生の頃、私はバスケ部に所属していました。ローカルレベルですが、入学当初より近隣他校からも一目置かれる期待のルーキーでした。
実際、上級生と一緒にチームを組み、レギュラーとして試合に出ていました。(この辺の面白エピソードは追々出してゆきますが、今日は割愛します。)

そんな一年生の夏、体質上の故障で一時リタイアしました。解る方もいると思いますが、オスグットいわゆる成長痛で膝を庇い、更にその影響で腰を傷めてしまったんです。
体育の授業さえ半年ほど休んでいました。

その時、私はどうしていたかというと、治療に専念することもなく、毎日帰って“夕やけニャンニャン”見ることに専念していました。
これが元で、練習にでるのが億劫になってしまいました。
病院には通っていて、手術すれば早く治ると言われても、拒否してました。もうそろそろ身体動かした方がいいと言われても、復帰をズルズル先伸ばしにしていました。

周りからは、早く復帰してくれと毎日言われ、今思えばその言葉に優越感に浸っていて、日頃の行動とは裏腹に、ちっぽけなプライドを満足させていました。

復帰を伸ばした理由がもうひとつあります。

それは、同級生たちの進歩に脅威を感じていたからです。
くそみたいなプライドを満足させている反面、自分がついてゆけないんじゃないかと思わるみんなの成長に尻込みしていただけなんです。

案の定、復帰したては散々でした。

わざわざ他校の監督が視察にきたほどなのに、何にも言わずにソッコー帰ってゆきました。

結局、最後まで中途半端な選手と成績で終わってしまいました。


その当時の自分に今会えたとしたら、まず、説教したい。

けど、性格を知ってるだけに、頭ごなしにいうと、屁理屈で返すのは目に見えてます。

とにかく、その時出来ることを教えてあげたい。

この続きは、後程。

ではでは。

携帯からなので、文字数オーバーしそうです。