第44回コムズ月記
今週、私は夏休みを取らせていただきました。
この休みの間、特に出かけることもなかった私は、
のんびりと過ごしておりました。
もともとインドア派な自分ですが、この期間はゆっくりと
趣味関係に時間を割くこととして、音楽を聴いたり、
本を読んだりもしていましたが、まとまった時間があったので、
将棋関連にじっくりと取り組みました。
中学生の頃には、休日に将棋道場へ通うため大阪まで出かけ、
中学・高校と将棋部で、また社会人になった今でも専門誌を
買い続け…
30年以上の将棋ファン歴の自分にとっては、昨今の将棋ブームには
ちょっと驚くばかりです。
昔は将棋の対局は新聞の隅っこの方に掲載されている観戦記か、
専門誌を読むくらいでしか見ることは出来ませんでしたが、
近年は様々な手段で見ることが出来るようになりました。
CS放送やネットTVでは将棋専門チャンネルがいくつか存在し、
タイトル戦や重要対局はプロ棋士の解説付きで視ることが
出来る時代になりました。
ファンにはありがたいですね。
将棋の中継も時代と共に変わってきています。
プロの対局は私も含め、アマチュアや初心者には
「どっちが優勢なん?」
という形勢判断が分かりにくいものですが、
現在のネットTVの中継ではAIを使用して、スポーツ中継のスコア
のように「○○対○○」のように具体的に数値化して示すものも
増えてきました。
これだと初心者の方にも状況が分かり易くなっています。
こうした中継が出来るのも昨今のAIの進化の賜物ですね。
将棋の世界では、AIの能力がトッププロを凌駕するようになってから
数年が経過して、日々更に進化を遂げており、プロ棋士もAIを使った
研究が当然となっている状況なのはいろいろな記事に書かれて
いるのでご存じの方も多いと思います。
将棋はボードゲームの中でもかなり複雑なゲームなので、
現在のコンピュータでも完全解明にはほど遠い状況ですが、
このまま進化を続けていくとどういう状況になっていくのか?
ということには興味があります。
天文学的な数の変化を含むゲームですが、遠い未来には結論が
解明される日が来るのでしょうか?