以前、「やさしい声トップ3」を勝手に決めた、と聞いた。


1位がElliott Smith、僅差で2位が忌野清志郎、3位は遥か後方にJohn Lennon。


それを聞いて笑いながら納得してしまった覚えがあるけれど

とうとうみんないなくなってしまった。

1人は自分で自分を殺し(たのか?)、1人は他人に殺されて、1人は病魔と闘って亡くなった。


思いを語れるほど清志郎さんの歌を聴きまくっていたわけでもないので

訃報を知った時は、凄く悲しかったけどそこまで悲しむほどのファンだったのか俺は?と

冷静に自問自答もしてしまった。


「マンハッタン・ラブストーリー」で清志郎さんが

「僕はあのドラマに出るべきだと思う」

と打診したから出演が決定していたのだと後でwikipediaで知った。

その記事を読んで

何かすげーな、この人って本当にかっこいいんだな、と心の底から感動したのを覚えている。


やさしい声の人がいなくなってしまったのはやっぱり悲しいんだけど若すぎると思うんだけど

最期まで本当にかっこよくて、泣いてでもVサインできそうだ。




悲しくても腹は減るし仕事もあるし、働かないとメシは食えないのと同じように

世間も自分の時間も当たり前のように過ぎていきます。

奇しくも早すぎる死、という点で同じなのかもしれないです。

市川準監督の遺作となった『buy a suit』を観に行ってきました。


― Sleeping Workers ―-buy a suit


併せて上映された『Tokyo レンダリング詞集』も「東京」って街(なのか人なのか)を

言葉で補完していてとても面白かったです。

スクリーンに浮かぶ言葉が、その音の範疇を越えたイメージを頭の中に想起させてくれるというか。


映画って、語ってはいけない(かもしれない)くらいに考えていましたが

この映画を観られる方は是非パンフも読んで、見て欲しいです。

劇中で語られなかった文章に、劇とおんなじ感触があるのって初めてです。

あと、裏表紙のラフ・スケッチみたいな絵がとてもいい。


「出会わなければよかったなんて 言わないでくれ」なんて言われたいよ。
すごく屈折しているし、甘えた考えなんだけど。


やっぱり「会いたい人には会いに行け」ってのは大切なんだなあ、って。