大変なことになりそうですね。
ゼミをサボって養生しておりました。
「新年会やります」というメールが今までなら事前に回るんですがね、
それがないので、今日はゼミねーだろ、来週からだろ、と思ってたら、
案の定今日から。
「姑獲鳥の夏」
を観ました。暇だったので。
最近、読了した本の内容を忘れてるな~(というか殆ど覚えていない)、と思うことが多々あり
再読ブームです。
その中の一冊が「巷説百物語」シリーズなんですが、読んでたら京極熱が復活してしまったわけです。
以下感想デス。
オススメはできません。原作に思い入れのある人はどうぞ観て下さい。
「鉄鼠の檻」までは続いてくれるような期待をさせてくれます。
で、実際どうかと言えば、面白いか面白くないかは別にして(・・・て面白くないと言ってるようなものですが)
巧く映像化した方だと思います。
キャストも申し分無いです。
惜しむらくは、原作の叙述トリックが、映画では関口(永瀬正敏)と榎木津(阿部寛)の描き方に差が出て
上手く機能してなかったことです。
簡単に言えば、関口は描きすぎ、榎木津は描かなすぎ。
映像化する時点でミステリーとしての要素は削らざるを得なくなるのは、このシリーズでは仕方ないことで
白眉はやはり京極作品の雰囲気再現でしょう。
でもその雰囲気の再現も、シーン毎で観れば楽しめるんですが
連続すると断片を張り合わせた感が拭えません。
使いまわし多いし。
俳優陣のスケジュール足りなかったのかな、と思いました。
冒頭の中禅寺のセリフは「長っ」と思うけど、実際原作はその百倍以上は喋ります。
でも作品全体を通ったストーリー展開は「早っ」と。
つまり、原作の持つ情報量夥多に映像化の限界がありますな。
言っても詮無いことですが。
少し飛躍して考えたのは、
今後、挿絵付の小説のように(小学校高学年が読むような。「エルマー」とか)
DVD付小説なんてものが出てきても面白いな、と。
挿絵が数ページ、数十ページごとにしか出てこないように
小説のワンシーンの映像がチャプターの区切りで、入ってるDVD。
この活字離れの現代では物凄いコストがかかりそうだし、読者の賛否が分かれて
まず実現不可能でしょうが。
この作品をそういう特典DVDとして観るならば、あまりに豪華ですが
映画として観るならば(何と失礼な表現か)、あまりに矮小で淡白な感があります。
