この日は何かと1人で過ごしました、バイト以外は。
「ラッシュライフ」を読んだ
って書いてたら、2日の1時24分、余震ですがな。
あー、やだやだ。絶対震源地が移動してんじゃねーのこれ。
ともかく、伊坂幸太郎です。凄いです。全ての自作を通して構想している計画が素晴らしく俺のツボにはまっています。こんな高揚感を伴った作家に対する期待は、恩田陸の「三月は深き紅の淵を」を読んだ時、そしてその数ヵ月後に本屋で「黒と茶の幻想」を見つけた時以来です。(後日暇なときに語ります)
余震で目が冴えてしまったので「武士 MUSA」を観ることにしました。
とても観たかった、アクションものです。「『七人の侍』がすごく好きです」という一文でこういうアクション映画に対して俺の抱く、半ば偏執的な憧れが説明できると思うのです。つまり「七」っていう数字は、ただのゴロツキが七人集まったことを表しているわけでは全くなくて、役割を担う「一」が七つ存在していると言えば分かりますでしょうか。
俺のアクション映画初体験は小学3年生の時に観た「将軍家光の乱心 激突」という凄まじいものでした。きっかけは趣味の師匠であるおかんの影響です。
←今観てもめちゃくちゃおもろいです。おかんは(わざわざ)本編とメイキングのビデオを買って、1歳になろうかという弟と、まだ当時は腹ん中にいる妹と一緒に鑑賞しつつ、殺陣を、チャンバラを研究していました。その時くらいから、うちのかーちゃんは何か変だ、ということは感じていました。
かーちゃんの話ではなく「激突」の話。
織田裕二の(たしか)デビュー作です。現在はそうとしか語られることはないんじゃないでしょうか。
ストーリー:徳川家光が乱心して、世継ぎのはずの長男竹千代(江戸から遠ざけられていた)を殺すため千葉真一率いる暗殺軍団を派遣します。が、竹千代を庇護する丹波哲郎もお家取り潰しになっては困るので(自分のせいにされるから)超腕利きの浪人を7人雇い、元服のために江戸に向かう竹千代の警護に当たらせる、というわけ。その道中、暗殺軍団と浪人たちの息もつかせぬバトルが繰り広げられるというわけ。
緒形拳がリーダーの浪人たちの面子がとにかくかっこええのです。サブリーダーが長門祐之。野武士上がりの猛者。中国拳法と棒とか三節棍とかを自在にあやつる坊主頭(口がきけない)。いかにも!って感じの忍者。無口な一撃必殺のヒゲ。発破専門爆発職人。ちなみにナイスガイ裕二は爆発職人でした。
えー、ここまで読んで何か心に疼きを覚えた人は、私と同類です。
つまり、
全員
一人ずつ
死にます。
死んでいきます。
めちゃくちゃかっこよく散っていくわけです。「浪人」という武士としては半分死んだ存在が、最後の晴舞台を求めて大立ち回り。北野武の「brother」が死に場所求めて渡米する「最後の任侠」なら、これは「ラストサムライよりラストサムライ」ですよ。
うわー、思い出したら興奮してきた。
ちなみに主題歌も挿入歌もジ・アルフィーです。ここに抵抗を感じる人以外は必見ですよ。しょうがないですよね、生理的な好悪というやつは。あはは。
あ、「武士 MUSA」の話してたのか。
まあ、乱暴に言えばそんな感じの映画です。朝貢に行った高句麗の使節は両国の関係悪化から、流刑の憂き目にあってまうのですが、その途中で蒙古に囚われた明の姫(チャン・ツィイー)を助け、このまま使命も果たさず祖国に帰れるか!と蒙古の追手から姫を守りつつ明に送り届けようと頑張るストーリー。
ハライッパイだ。
こちらも音楽でワリくってる感が否めない映画ですが、このテキトーな紹介でも心が疼いた人はどうぞ。