こんばんは.
2週間ぶりのTheComputingSchoolです.
まず,初めにお知らせです.
メールでは画像や動画を挿入できないのと,過去の分をすぐに見返せるようにTheComputingSchool専用のブログを作りました.
それでは前回の復習から始めましょう.
前回は「ハードウェアから見るコンピュータ」ということでコンピュータを構成する主な部品を見て行きました.
・マザーボード → 基板
・CPU → 頭
・DRAM(メモリ)→ 机
・HDD(ハードディスク)→ 本棚
・CPU → 頭
・DRAM(メモリ)→ 机
・HDD(ハードディスク)→ 本棚
人の生活に置き換えたイメージは大体こんな感じでした.
そして,先週の宿題は「自分が使っているコンピュータやスマートフォンの性能(スペック)を調べてみましょう!」でした.
それぞれ使っている機器(デバイス)が違うので答え合わせは出来ませんが,一例を紹介しましょう.
みんなが間違いなく一度は使っている学校のパソコンのスペックを調べてみましょう.
一番確実なのは右クリック→プロパティ→システムで確認することです.
その他には型番をインターネットで検索する2つの方法があります.
今回はその2つ目を試しました.
型番:FMV-5320
↑型番が分からないところから調べたので少し自信が無いです.
メーカーホームページと体感から予想されるのは大体下のようなスペックです.
CPU:Intel(R) Pentium(R) 4(3.40GHz~2.80GHz)
メモリ:1GB
HDD:80GB
お気づきかと思いますが,IntelはCPUの会社です.
Pentium4というのはCPUのシリーズ名です.開発コード名でもあります.
CPUの速さはシリーズ名とクロック数で比較します.
なので,古くてクロック数が高いCPUと新しくてクロック数が低いCPUを比べるのは難しいです.
CPUの細かい話をすると今日の本題に移れないので又後ほど解説します.
とりあえず,ここでは「Pentium4は5年以上前のCPUで4世代程前の時代遅れのCPU」ということにしておきましょう.
メモリ:1GB(予想です.)WindowsVistaはメモリを大量に消費するOSで最低メモリが1GB以上です.2GBを積んでいるとWindowsVistaでもマシに動きます.しかし,学校のパソコンはのろのろなので1GBで間違いないでしょう.
コンピュータの性能を決めるのはCPUとメモリです.
この2つが分かるだけでどれくらい速いか(遅いか)が決まります.
CPUの交換は難しいですが,メモリの交換は簡単なので遅いと感じた時はメモリを増設すると速くなるはずです.
HDDはUSBを繋ぐだけで外付けに簡単に移せるので必要最低限(80GB~120GB)くらいあれば問題ありません.
必要最低限というのはOSとその日使う必要なデータを保存するのに十分な容量のことです.
もちろん何をするかで必要な量は変わるのであくまで目安です.
長くなりましたが,ここまでが前回の復習と宿題の解説です.
話したいことをかなり控えて書いているので少しわかりにくかったかと思います.
ポイントは2つ
1つ目は CPU:Intel Pentium 4 メモリ:1GB の性能のコンピュータは学校のパソコンくらいの体感速度だということ.(OS:WindowsVista)
2つ目はそれを基準に他のパソコンを触った時に体感速度とスペックを意識して欲しいということです.
実際に触って体験しないといきなりスペックの差を数字だけ言われても分からないからです.
それでは,今日の本題の「b」と「B」についてです.まずは読み方から.
「b」は(ビット)
「B」は(バイト)と読みます.
bはコンピュータで扱う最小の単位のことです.
データの容量を表しています.
コンピュータの世界は0と1から構成されています.
電気が流れていない 0
電気が流れている 1
です.
試しに容量を数字で表してみましょう.
1b→0
1b→1
0も1も1つなら1b(ビット).2b(ビット)なら2文字です.
2(ビット)は2文字の1か0の組み合わせです.なので
2b → 00 01 10 11
と4通りの表現ができます.
1b(ビット)増えるたびに2のn乗になります.
次はB(バイト)です.
1B は 8bのことです.
初めから1Bは8bと決まっていた訳ではなく5b~12bまでありましたが時代の流れで最終的には8bに行き着きました.
1B = 8bは2の8乗なので256通りの組み合わせが作れます.
英語などは1B(バイト)文字と呼ばれ日本語,韓国語,中国語などの偏と旁に別れる文字は2B(バイト)文字と呼ばれます.
2B文字は256の2乗なので65,536パターンの文字を表現できます.
これがb(ビット)なら一文字16b(ビット)です.
b(ビット)は小さすぎるので多くの場合B(バイト)で表記します.
B(バイト) MB(メガバイト) GB(ギガバイト)…についてです.
1Bの10乗は2の10乗なので1024Bになります.
M(メガ)は千分の一を表す記号ですが,正確には1MB=1024Bです.
同様に1GB=1024MB ですが,これも1GBと表します.
単位はM(メガ)→G(ギガ)→T(テラ)→P(ペタ)→EX(エクサバイト)…
と,続きます.
以上「b」と「B」でした.
コンピュータの基礎で普段は意識することが少ない部分なので分かりにくいかも知れませんが,難しいことは無いので続けている内に慣れるはずです.
次回は今回出来なかったネットワークの話をします.
長々とお付き合いいただきありがとうございました.
訂正や質問がありましたら teranori@gmail.com までご連絡ください.
参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/バイト_(情報)
のりひと