はじめまして。
銀座でホステスをしているcomputerovertureです。(名前が長いので後日変えます)
銀座のホステスというと、何を思い浮かべますか?
夜の蝶、きらびやか、高収入、セレブ、談笑する政治家や上場企業の重役、男と女の騙し合い、、、といったところでしょうか。
実際はぜんぜん違います。
わたしは高収入ですがきらびやかではなく、中学生と見まごうほど地味ですし、夜の蝶とは程遠い、早寝早起きの健康的な生活をしています。
男と女の駆け引き・騙し合いというのも嘘です。だいたいにして、ホステスの経験ウン十年というベテランホステスならまだしも、二十代のガキんちょホステスが五十代、六十代の社会的地位のある男性を騙せるわけがないのです。
そんなことない、私の魅力で男たちはみんな騙されるわという方、それは騙されてるフリをしてもらっているだけです。大人を見くびってはいけません。
それに政治家や上場企業の役員やIT企業の社長など、日本の第一線で戦っている人は銀座のクラブには来ません。私はそういう人に会いたくて銀座に入った、けど第一線で働く元気な人はほとんど来なかった。
なぜなら銀座のクラブにに魅力がないからです。
私は声を大にしていいたい、銀座は、今、死にかけています。
一回の飲み代が10万近くになる銀座の超高級といわれるクラブでも、中身はキャバクラとどこが違うのだろうか。銀座らしくゴージャスな箱にして、若いきれいな女の子と年増でも売り上げのあるお姉さんをそろえて、人件費が高いから料金設定も銀座らしく高くして、、、
それで?何をしたいのか?その店を運営する「目的」は何なのか?
私は確信している、銀座の大部分の高級クラブは完全に、「目的」が抜け落ちている。
当然、大部分の店が利益が目的だろうが、私は今のクラブの運営の仕方で利益が上がるとは思えない。
とっくに銀座のクラブの淘汰は始まっているのだ。今銀座で安泰なのは、老舗高級クラブと低料金のスナックだけだ。
その他中堅高級クラブ、新規オープン店、小箱のミニクラブは苦戦を強いられているはずなのだが、危機感がまったく感じられない。
私が本当に、本当に疑問を禁じえないのは、それらの店が「平均化」を図ろうとする点だ。
レストランだろうが商品だろうが、普通の企業だったら「差別化」を図ろうとしますよね。
アサヒのスーパードライは切れ味が売りだけど、サントリーのプレミアムモルツは品質とコクが売り、JJはお嬢様だけどcancamはかわいい系、とか。
しかし銀座のクラブは、なぜか差別化を嫌い、平均的銀座のクラブであろうとするのです。
銀座っぽい女の子、銀座っぽい内装、銀座っぽい料金、、、どこへ行ってもたいした違いはありません。
バブルの時と比べて銀座に金が流れなくなってきたから、みな生き残りに必死で、お店のカラーなんて考えてるひまないんです。とりあえず誰でもいいから女の子の頭数そろえて、とりあえず黒服もそろえて、そしてとりあえずお客さんを呼んで今日のところはとりあえず利益があがった、よかっためでたし、それの繰り返しで、全てがエンドレスなーなー地獄に陥っているんです。
女の子自身も平均化したがっていますね。銀座っぽい髪型(ひさしのような前髪笑)とドレス、化粧、会話、、、
まあ他人のことはどうでもいいのですが、私自身は他のホステスとは「差別化」を図りたいと常に考えています。
なぜならその方が利益が上がるからです。お店単位で考えても同じです。「この店は内装がモダンで落ち着いて飲める店」とか、「この店は女の子がみんな元気よくて楽しめる」とか、「この店は黒服がやたらしっかりしていて接待でも安心して任せられる」とか何か特徴があれば、ふと思い出して、また行こうという気になると思うんです。
でも「何となくゴ-ジャスなお店できれいな子もいたけど名前思い出せないなあ」では、もうその店は永遠にどうでもいい店になってしまいますよね。
私は若い貴重な時間を銀座に費やす以上、どうでもいいホステスになるのはもったいないと思うんです。できれば何かの機会に私のことをふと思い出して、「なんか見た目は中学生みたいだけどがんばってる子がいたなあ、俺も仕事がんばろう」とか思ってくれたら、本当に嬉しいんです。
でもどうやったら記憶に残るホステスになれるんだろう、私は銀座でお客様にお酒以外に何を提供すればいいんだろうって一年考えて、ようやく最近分かってきたんです、それは「希望の提供」と、「文化の発信」です。
私の売り、つまりセールスポイントは、極めて客観的に考えると、「若さ」と、「センス」だと思うんです。
他にもロリコンだとか、小さくてかわいいとか、顔がかわいいとか笑、いろいろと売りはあるのですが、それらは感じ方に個人差があります。
まずわたしは昭和60年、1985年生まれの正真正銘21歳(もうすぐ22☆)なので、客観的に考えて銀座のお客様から見て「若い」ですよね。
「若さ」というのはとっても貴重なものです。お金で買えません。銀座のお客様は皆さん口をそろえて言います。「若い人はいいね、やり直しがきくから何でもできる。無限の可能性があるんだよ」
大人の人は若い人に希望を託しているんです。実際何人かのお客さんは私に希望を見出し、いろいろな面で応援してくれています。私はその希望に応えるために、努力を惜しみたくない。この子はただのホステスじゃない、もしかしたら日本を背負ってくれるかもしれないという淡い期待に応えたい。
次に、私には「センス」があると思う。実際たくさんの人にそういう言葉をかけていただきました。
あまたある本や音楽、映画、グルメ、トラベル、衣服装飾品、etc.の中から常に自分が得ることのできる範囲内で一番上質な物を選んでいるという自信があります。わたしはこの才能を、お客さんへの「情報の提供」という形で生かしたい。
「銀座は文化の中心だから、ホステスは文化や情報の発信源にならなくてはいけないんだよ」
これはあるお客さんに言われた言葉なのだが、ものすごく心に残っている。銀座のクラブには上質なお客様が来るから、どこのホテルがよかったとか、あそこの懐石がおいしかったとか、君はこの本を読みなさいとか、本当に質の高い情報が入ってくる。私はその情報を収集し、吟味し、また自分の足を以ってインプットを増やし、お客さんにアウトプットする。文化の情報のデータベースになるのだ。
このブログでは、文化の発信に焦点を当てて書いていきたいと思います。ブログの目的は、私の情報の整理と、日本の文化の存続です。
日本の文化は確実に死にかけている、というか、村上龍が言ってましたが、「趣味化」してると思います。すべてが趣味の範囲で終わってしまっているんです。
『考え方や生き方の変更を迫るような作品は好まれない。その作品を見たあとで、何か新しいことを始めたくなるような小説や映画やテレビの番組は消滅した。』(「すぐそこにある希望」より)
「趣味化」を説明するのは難しいけど、たとえば、〈映画を見るのが趣味で、その映画を見ている間は楽しく感動もするが、その映画が心に深く刻まれることはなく、人生が変わったと思うこともない〉という感じですかね。
また、たとえば〈私は村上龍の「愛と幻想のファシズム」を読んで、無性に何か始めたくなってこんなブログもはじめてしまったけど、村上春樹を読んで、まあ趣味の範囲では楽しめるけどなにか特に新しく始めようとは思わない〉、とかそんなかんじです。
まだどんな人が見てくれているか分からないので、どんな人がターゲットかわからないので、最初はランダムに書いてみます。また今回は最初なので硬い文章になってしまいましたが、次回からはライトな感じでいくので、みなさんよんでくださいねー!本気ですので!笑
よろぴく☆