こんにちは!


おひさしぶりです、かなり間が空いてしまいました。


実は前勤めていたお店を円満退社し、その翌日から新しいお店に勤め始めたので、その準備に追われていました。


つくづく思いましたが、銀座での円満退社ってほんとに難しい。

退店したい場合は、一ヶ月前にその旨を申し出なければなりません。

そこまではキャバクラと一緒です。


しかし銀座では、退店の意を表したらその瞬間クビ、ということがざらにあるんです。

たとえそのお店に貢献していたとしても、です。

だからそのことを想定して退店、そして新しい店への入店のシナリオを考えなければなりません。


また、一ヶ月前に退店の申し出をしないで突然やめたいといったばあい、お給料は半分もらえればいい方、へたすりゃ一円ももらえません。

まあそれは礼儀がなさ過ぎるので当然といえば当然ですが、やむをえない事情の時もそうなります。


だから急にやめたい時のよくある常套手段として、お給料をもらった次の日にぶっとぶ、という手段があります☆

たぶん銀座の女性の3分の1はこの手段で辞めてるはずです☆


私は一ヶ月前にちゃんと言って、しかも幸いなことに強く引きとめられたのでお給料がもらえないということはなさそうです。。一安心です


お給料のこともそうですが、何より私は人間関係が壊れるのが一番いやでした。

辞める時は、ママ・チーママ・スタッフ・女の子それぞれにいやな思いをさせないように細心の注意を払って辞めました。

それでも小さないざこざはあるもので、覚悟はしていましたが少し悲しかったです(ノ_・。)


少なくとも銀座であと何年かはやっていくつもりなので、今まで銀座で関わった人とは、ふと街ですれちがった時に笑顔で挨拶できる関係でいたいです。



というわけで、前のお店の退店、そして新しいお店への入店が重なりへろへろになっていたわたしを癒してくれたのが、世界最古の薬局、イタリアのサンタマリア・ノヴェッラ薬局の品々でした・・・


サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の起源は13世紀、フィレンツェのドミニコ会修道院薬局に遡ります。ドミニコ会修道僧達は自ら薬草・花を栽培して、僧院内にある薬局で薬剤・軟膏・鎮痛剤等を調合してきました。

その歴史ある香水や石鹸はナポレオンや王侯貴族にも愛されていたそうです。


お店も上品で歴史を感じさせる素晴らしいつくりですが、値段が書いていないところがにくいです笑。サンダーロ(白檀)の香りの石鹸と、甘い香りの香水を買いました。

石鹸はボディソープとして使うと、一日中香ってます☆


サンタマアリア・ノヴェッラの姉妹店のハーブティ屋さんもすごくよかった・・・

ほんと、すごくよかった・・・(2度目)

ギンザコマツの3階に入っていますが、上品な空間でおいしいお茶が飲めて、すごく落ち着く・・・

ハーブティはまりそうです。においフェチとしては。




サンタマリア・ノヴェッラ

http://www.santamarianovella.jp/


ティサネリア銀座の紹介ページhttp://allabout.co.jp/gourmet/tea/closeup/CU20070411A/index.htm


前の日記に出てきた本などの画像をupします。




立石タイガー「タイガーポップ」




「メタモルフォーゼ・タイガー展より」




立石タイガー「昭和素敵大敵」




タイガー立石 絵本「とらのゆめ」福音館書店




タイガー立石 絵本「さかさまさかさ」福音館書店 より



タイガー立石 絵本「ままですすきですすてきです」福音館書店


三びきのやぎのがらがらどん―アスビョルンセンとモーの北欧民話/マーシャ・ブラウン
¥1,050
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まじょのひ―パプア・ニューギニアの昔話/大塚 勇三
¥840
Amazon.co.jp
ちいさいおうち/ばーじにあ・りー・ばーとん
¥1,680
Amazon.co.jp
おなら/長 新太
¥880
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斉藤隆介「花さき山」 岩崎書店


友達が紹介してくれました。

絵がきれいでちょっと不気味です。

斉藤隆介は「モチモチの木」とかもおもしろかったですね☆










こんばんわ、台風去ってよかったですね・・・

しかし台風の後ってなんであんな変な色の空になるんですかね・・・こわすぎる・・・


さて、開始一日目にして早くもこのブログには、お母さんと一緒に二世代で読んでくれる読者さんがつきました。お母さん、見てますか!?

ありがたいですね。ひいては、親、娘、孫、三世代で読めるブログを目指します!!(今日だけ)


ということで、記念すべき第一回目のテーマは「教育的文化」です

特に、エネーチケー教育テレビ、他局教育番組、教育的絵本に焦点を当てます。

日本を担うキッズたちに必要な教育的文化とは!?を考えていきます。


というのも、すごい画家を発見してしまったからなんです。


立石タイガー(1941-1998)

参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%AB%8B%E7%9F%B3


この人はもともとは前衛芸術をやってた画家ですが、漫画、絵本、彫刻などジャンルにとらわれない活動をしていました。

wikiにも書いてありますが、そういったさまざまな表現方法を採っていた芸術家というのは、日本には岡本太郎とこの人ぐらいだったそうです。


早速絵本を何冊か買ってみました。

ほとんどの絵本は絶版になってしまっていたので、アマゾンのユーズドで買いました。

最初に手元に届いたのは、作・谷川俊太郎大先生、絵・タイガー立石の「ままですすきですすてきです」。出版社は、「こどものとも」、「かがくのとも」、「たくさんのふしぎ」で知られる福音館書店です。

絵本を読んでみてびっくり、期待通りの超シュール!!

2~3歳向けなんで、ストーリーはあってないようなものなんんですが、とにかく絵がシュールで、床下が宇宙になってたりとか、脈絡なく恐竜の骨が落ちてたりとか、表紙に意味なくペンローズの三角形が落ちていたりとか、とにかく意味不明です。

でも子供ってこういうの大好きですよね、意味不明なのとか。

わたしも子供のころ読んだ本で印象に残っているのは、なぜか「まじょのひ」やら、「がらがらどん」やら、不気味で意味不明な本ばかりです。


まじょのひ―パプア・ニューギニアの昔話/大塚 勇三

¥840
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三びきのやぎのがらがらどん―アスビョルンセンとモーの北欧民話/マーシャ・ブラウン

¥1,050
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反対に、「ちいさいおうち」とか、「ぐりとぐら」とかちゃんとストーリーがあって教訓もあって道徳的な絵本って、あまり惹かれなかったなあ。。


ちいさいおうち/ばーじにあ・りー・ばーとん

¥1,680
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ぐりとぐら/なかがわ りえこ

¥780
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だいたい子供なんて、不気味なもの、イミフなもの、下品なものが大好きですもんね笑。ていうか、人間ってそういうのみんな大好きに違いないけど、大人になると隠そうとするんですよね。なんでだろ?

あたまの中は下品なことで渦巻いてんのに、とりすまして下品なものを軽蔑してるフリをしてる。そっちのが全然精神が下品だと思いますがね。


こどもの話に戻りますが、私の敬愛してる児童文学家に小川未明という人がいます。「赤いろうそくと人魚」の人です。


小川未明童話集/小川 未明

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この人の書く童話もこれまた「やおい」(ヤマなし・オチなし・意味なし)で、その徹底ぶりには感動したものです。もうほんとに暗くて、おどろおどろしくて、オチがなくて、これ子供が読むもんなの!?っていつも思ってました。有名作「赤いろうそく・・・」でさえも救いようがないくらい暗い。


小川未明の童話はよく「美しい」「幻想的」と評価されていますが、私はそこじゃないと思います。確かに美しくて幻想的なのですが、本当に評価されるべき点は前述したようにオチなし、意味なしで不気味である点だと思うんです。


他にも宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」、教科書にも載った秀作「やまなし」などもそれに該当すると思います。

あまりにも有名である「銀河鉄道の夜」だが、この作品を理解できる、といえる人はいったいどれくらいいるだろうか。物語の最後カムパネルラが川へ落ちて死んでしまうことで、感動物語のように言われることがあるが、まったくちがう。大局は分かるが細部はまるで夢の中にいるように意味不明である。

「やまなし」は蟹の兄弟の話ですが、この作品に至っては終始意味不明であり、わたしはこんな作品を教科書に載せた出版社はすごいと思う。

短いので暇な人は読んでみてくださいね。http://www.yamanasi.net/keisaikei.html


こういうオチなし、意味なしの作品に子供は触れなきゃいけないと思うんです、こういう不思議な作品は何よりも子供の感性に訴えるんです。好奇心が沸くんです。目がきらきらするんです。

最近亡くなった絵本作家の長新太大先生も言ってました。意味不明でばかばかしくて大人が理解できないような変な作品ほど子供は喜ぶって。

大人が考えるところの道徳的で教育的であればあるほど、子供は興味を失うんです。


おなら/長 新太

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おっといけない、本のことだけでこんなに紙面を割いてしまいました、教育的テレビ番組の話はまた次回~