書きたいことその1
00年代 個人的ベスト10アルバム 洋楽編 第5位
Aphex Twin - Drukqs (2001)
意味が込められているのか単なる単語の羅列なのか判断に困る奇怪な曲名群と
理解すること、考えることすら諦めたくなる内容が2枚組30曲に渡って延々と繰り広げられる
｢テクノ界のモーツァルト｣ことエイフェックス・ツインの00年代唯一のスタジオアルバム。
今夏のサマーソニックではまさかのぐちゃぐちゃ死体グロ画像VJ祭りを開催して
(僕を含む)観客の心をズタズタに切り裂いてくれたことでもお馴染み。
さて、自分で選んでおいてなんだが、形容する言葉が見つからない。
僕は麻薬(ドラッグ)というものをやったことがないので
麻薬についてはいくら考えてもきっと上手く語れないだろうし
岡村靖幸の気持ちも酒井法子の気持ちも理解出来なピ。わからなピ。
Aphex Twin - Ziggomatic 17
だけどこのアルバムを暗い場所で音に集中しながら聴いていると…
なんだろう、頭頂部と頭蓋骨に直径5cmくらいの穴が開いて
そこから金属の棒でもつっこまれて脳みそをぐちゃぐちゃ掻き混ぜられているような
要するに非常に｢危ない｣心理状態に追い込まれる。
朧げながらどこまでも甘美な、優しいメロディーと
次の一手が全く想像出来ない、させる暇すら与えてくれない狂気的なドリルンベース。
対を成す両者が時には混ざり合い、時には互いを拒絶しているかのように分離する。
僕はどちらを信じればいいのか。何を考えているのか。どうしてここに居るのか。
聴いている間に脳が侵食されてぐにゃぐにゃのぐちょぐちょになって
不安なんだけど、でも嫌じゃなくて、むしろ離れられなくなる。
Aphex Twin - vordhosbn
多くの人にとって恐らく｢雑音の連続｣ぐらいにしか捉えられないであろう
彼の音楽にある日突然とりつかれてしまった僕は、幸せか、それとも不幸せか。
視界がボヤけて白くなって新しく着色されて
全く別の世界が見えそうな気さえしてくる。
Aphex Twin - Avril 14th
狂気に狂気を重ねまくったような曲ばかり聴いていると
いよいよ本当に頭がおかしくなって廃人と化してしまいそうになるんだけど
そのほんの僅か手前の所でこういったとんでもなく優しく切ない
ピアノ曲が救済してくれるのも大きなポイント。同一人物の曲とは思えない美しさ。
破壊した脳を再び組み立てて新たに創造する。
まあ、これは優しさなんて生温いものじゃない。再び破壊するための下準備。
本物の天才性と本物の変態性が同居した彼は一体何者なんだろう。
破壊も創造も全ては彼の手の中。握られている。
本物のドラッグのことは知らないし判らない。
きっともっと凄くてわけわかんなくてごちゃごちゃしてるんだろう。世界が。
はっきりしているのはそれが違法行為であり知るべきことではないということ。
僕には合法で楽しめるエイフェックス・ツインのアルバムがあるから要らないよ。
これでセックスが気持ち良くなるかは否かは試したことがないから知らないけど
とりあえず良い感じで脳を虐めてくれるので、充分だ。
今回の企画では5位だけど
衝撃度や人体に与える影響度ではダントツ1位です。お試しあれ。
00年代 個人的ベスト10アルバム 洋楽編 第5位
Aphex Twin - Drukqs (2001)
意味が込められているのか単なる単語の羅列なのか判断に困る奇怪な曲名群と
理解すること、考えることすら諦めたくなる内容が2枚組30曲に渡って延々と繰り広げられる
｢テクノ界のモーツァルト｣ことエイフェックス・ツインの00年代唯一のスタジオアルバム。
今夏のサマーソニックではまさかのぐちゃぐちゃ死体グロ画像VJ祭りを開催して
(僕を含む)観客の心をズタズタに切り裂いてくれたことでもお馴染み。
さて、自分で選んでおいてなんだが、形容する言葉が見つからない。
僕は麻薬(ドラッグ)というものをやったことがないので
麻薬についてはいくら考えてもきっと上手く語れないだろうし
岡村靖幸の気持ちも酒井法子の気持ちも理解出来なピ。わからなピ。
Aphex Twin - Ziggomatic 17
だけどこのアルバムを暗い場所で音に集中しながら聴いていると…
なんだろう、頭頂部と頭蓋骨に直径5cmくらいの穴が開いて
そこから金属の棒でもつっこまれて脳みそをぐちゃぐちゃ掻き混ぜられているような
要するに非常に｢危ない｣心理状態に追い込まれる。
朧げながらどこまでも甘美な、優しいメロディーと
次の一手が全く想像出来ない、させる暇すら与えてくれない狂気的なドリルンベース。
対を成す両者が時には混ざり合い、時には互いを拒絶しているかのように分離する。
僕はどちらを信じればいいのか。何を考えているのか。どうしてここに居るのか。
聴いている間に脳が侵食されてぐにゃぐにゃのぐちょぐちょになって
不安なんだけど、でも嫌じゃなくて、むしろ離れられなくなる。
Aphex Twin - vordhosbn
多くの人にとって恐らく｢雑音の連続｣ぐらいにしか捉えられないであろう
彼の音楽にある日突然とりつかれてしまった僕は、幸せか、それとも不幸せか。
視界がボヤけて白くなって新しく着色されて
全く別の世界が見えそうな気さえしてくる。
Aphex Twin - Avril 14th
狂気に狂気を重ねまくったような曲ばかり聴いていると
いよいよ本当に頭がおかしくなって廃人と化してしまいそうになるんだけど
そのほんの僅か手前の所でこういったとんでもなく優しく切ない
ピアノ曲が救済してくれるのも大きなポイント。同一人物の曲とは思えない美しさ。
破壊した脳を再び組み立てて新たに創造する。
まあ、これは優しさなんて生温いものじゃない。再び破壊するための下準備。
本物の天才性と本物の変態性が同居した彼は一体何者なんだろう。
破壊も創造も全ては彼の手の中。握られている。
本物のドラッグのことは知らないし判らない。
きっともっと凄くてわけわかんなくてごちゃごちゃしてるんだろう。世界が。
はっきりしているのはそれが違法行為であり知るべきことではないということ。
僕には合法で楽しめるエイフェックス・ツインのアルバムがあるから要らないよ。
これでセックスが気持ち良くなるかは否かは試したことがないから知らないけど
とりあえず良い感じで脳を虐めてくれるので、充分だ。
今回の企画では5位だけど
衝撃度や人体に与える影響度ではダントツ1位です。お試しあれ。
Aphex Twin
Warp/Sire (2001-10-30)
売り上げランキング: 32213
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