しゃっくりでぐったりの翌朝は頭痛で眩暈でばったり。
目が覚めてベッドから起きようとしたら視界が白く包まれて座り込んでしまった。
視界はすぐに取り戻したが頭痛が凄い。脳みそがギシギシ音を鳴らしている。

これはいかん、死ぬ、と思って体温を測る。微熱があった。

薬を飲んで寝てバナナを食べて寝て
薬を飲んで寝てバナナを食べた。

普段は積極的に食べないバナナが
弱っているときは妙に食べたくなる不思議。
食べると元気になった気がしてくる不思議。

実際に頭痛はかなり治まった。
ありがとうバナナ。愛してるバナナ。
積極的には食べないけど。



書きたいことその1
00年代 個人的ベスト10アルバム 洋楽編 第7位
Tahiti 80 - Wallpaper For the Soul(2002)

落書帳-tahiti

さまざまなところで僕が所謂プロフィール画像として使用していることでもお馴染み(?)
フランス出身だけど英語でポップを歌うタヒチ80の2枚目のアルバム。

1stアルバム「PUZZLE」が日本で人気になって収録曲がCMにも使われたりして有名なんだけど
僕にとって思い出深いのはやはり暖色系のジャケに釣られて「ジャケ買い」し
結果的に大好きになってしまうタヒチとの初対面となったこのアルバム。

僕はジャケ買い運というやつが恐ろしいほどに無くて
前情報も無くジャケットに魅かれて買ったアルバムの殆どは
2回目を聴く気になれない、1度聴くのすら苦痛を伴うようなウンコアルバムだった。
ジャケットは好きだから手元には置くけど全然聴いていないアルバム、結構あります。

そんな外ればかりのゲロゲロジャケ買い生活から卒業させてくれたタヒチさん。

内容はとにかく甘くて爽やかで濁り無くてメランコリックで
太陽照りつける真夏の熱さの中で飲む清涼飲料水みたいで
簡潔に言えば「癒し系」なんだけどそんな言葉では片付けられなくて。

Tahiti 80 - 1,000 Times


いや、癒し系であることは間違いないんだけど
全ての癒されたい環境に完璧にフィットして救済してくれるわけじゃないんだよなあ。
例えば学校や仕事で疲れて帰る電車の中ではちょっとリアリティに欠ける部分がある。
くたびれた人に囲まれたくたびれた自分と、このアルバムの描く風景に凄くギャップがあって。

このオシャレ感過剰なアルバムを本当に心から楽しみたい、楽しめる時は
やっぱり休日の、それも何も予定が無い日の午前中。これが個人的ベスト。
このシチュエーションで聴くタヒチは本当に本当に本当に素晴らしい。
何だって出来そうな気がしちゃう。魔法だって使えるし、空も飛べる。

Tahiti 80 - Soul Deep


一番好きな曲はこれかな。
打ち込みからギターからストリングスまで全ての音がとにかく優しくて楽しくて。
沢山の音が重なって重なって重なることで音楽は形成されていくわけだけど
その内1つでも欠けて欲しくないと思ってしまう曲はそんなに多くない。

何もなかったけど平和に一日を終える。
久しぶりに食べるバナナが美味しい。
重かった頭と体が少し軽くなる。
Soul Deepを聴いて心が踊る。

なんでもない毎日が何よりの幸せ。
いつの間にかそれに気付けなくなってしまいがちな僕は不幸せ。
だけどタヒチ80は僕に幸せの意味を教えてくれる。
だから僕は大丈夫。



・・・クサい台詞も決まったところで!
今日は早く寝るぞ。眠れないけど眠る。
11日つまり明後日はフランツフェルディナンドのライブ。
体調不全で望むライブほど後悔を生むものはないのだ。

台所にはまだまだ沢山のバナナ。
最近とっても安いものね。家計に優しい。
もう1本いっとくか、どうしようか。

Wallpaper for the Soul
Wallpaper for the Soul
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