烏(カラス)なぜ啼くの
烏は山に
可愛い七つの
子があるからよ


カラスが鳴くのはカラスの勝手なんかじゃないらしい。
立派に成長し7つになる子供が自立して自分のもとを離れる
嬉しさと寂しさを噛み締めて鳴く(泣く)んだそうだ。

シャボン玉飛んだ  屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで  こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ


シャボン玉が飛んで消える様には人の命の儚さが表わされている。
作詞をした野口雨情は自分の子供を生まれてすぐに亡くしてしまった。
2番の歌詞には幼くして亡くなった子供の人生が描かれているらしい。
切ないね。


童謡を深く掘り下げていくと単純に思える歌詞にも
しっかりした背景があったりして面白い。

まあこれは大学の音楽の講義で学んだことの垂れ流しなわけですが。

ってか50人の教室からランダムで選ばれて
春が来たを歌えと要求されて泣いた。
蚊の鳴くようなか細い声で歌ったらダメ出しされて已む無く熱唱。
少人数のカラオケですら苦手なのになんという拷問・・・。

春が来た 春が来た どこに来た
山に来た 里に来た 野にも来た


日本語は本当に美しい言語だなあ。

東京スカパラダイスオーケストラ with チバユウスケ - カナリヤ鳴く空


とかいいつつカラスが鳴く曲よりカナリヤが鳴く曲の方が好きな俺は現代っ子。
微妙に抑えたチバの声がかっこよすぎる・・・男だけど濡れる。