くだらねぇと呟いて

大学の友達が重病に倒れ
いつ悪化するかもしれない病といつ終わるかもしれない命を抱え始めて
そろそろ1年になる。

今日久しぶりに連絡をしたんだけど
口を開けばなんで生きてるんだろうとか人生はくだらない、とか。

悲しいなあ。

俺は不幸だ、俺は不幸だ、って口癖のように言ってたけど
本当の意味で100％完璧に不幸な人なんているんだろうか。
誰からも愛されなくて望まれなくてもうゴミとかクズの中でも
再利用出来ない選び抜かれたもう正真正銘の無価値人間。

少なくとも俺はお前が病気になって弱っていって
ネガティブなイメージが心を覆い尽くして支配してる現状を本当に本当に悲しんでいる。
俺が悲しんでるからお前は不幸じゃないなんて気持悪い事いうつもりもないけど。
お前の病室にはお前を想って毎日お見舞いに訪れる誰かしらがいるし
回復を願って全力で治療を行う病院関係者だってたくさんいる。

お前がくだらないって言う人生を1ミリでも幸せな方向へ引っ張ってやろうと
悩み考え行動しまた悩んで考えてそれでも行動している人間が沢山いる。

俺には病気が内臓を蝕む痛みも強力な薬の副作用の苦しみもわからないけど。
99.9％が苦しみだとしても0.1％の希望があるならば
どんな最低な人生だってくだらないとは言い切れないんじゃないのかなー。

難しい。

川村カオリ - ZOO


そういえば彼女も闘病中かー。
しかも結構ぼろぼろ。きっとお前よりぼろぼろ。
んでもくだらない所かキラキラして羨ましくなっちゃうような人生を送ってると思うんだぜ。

負けんなボケナス。