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今週は、先週1位だったカントリー・ミュージック・シンガーのジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)が3位に後退して、カントリー・ポップ・シンガーのテイラー・スウィフト(Taylor Swift)が2年ぶりにリリースした4枚目のアルバム「Red」が、初動で120万枚を超えるアルバム・セールスを記録して1位にランクインしました。

発売1週目で100万枚を超えるセールスは、レディー・ガガ(Lady Gaga)が昨年の5月にリリースして初動110万枚のセールスを記録したアルバム「Born This Way」以来1年半ぶり、今年は初めてです。

もっとも、レディー・ガガ(Lady Gaga)の場合、ネットショップ大手のアマゾンが、独自に展開しているクラウド・サービスのキャンペーン企画として期間限定の99セント(約80円)で販売したことが一因と考えられますので、通常販売だけ見た場合の100万枚超えは、初動104万枚のセールスを記録したテイラー・スウィフトの前作「Speak Now」以来、2年ぶりとなります。

ちなみに、アルバム「Red」は、全英アルバム・チャートでも1位、オリコンの総合アルバム・チャートでは3位(洋楽としては1位)にランクインしています。



2位には、ラッパーのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)がリリースした自叙伝的なメジャー・デビュー・アルバム「Good Kid M.a.a.D City」がランクインしています。



5位にランクインしたアルバム「Viva Duets」は、ポピュラー・ミュージックの大御所トニー・ベネット(Tony Bennett)のデュエット企画第3弾アルバム、昨年リリースした前作「Duets II」ではレディー・ガガ(Lady Gaga)やマライア・キャリー(Mariah Carey)に故エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)などポップ界のトップスターと共演して話題になりましたが、今作はラテン界のスーパースターたちと共演しています。



6位には、オバマ大統領の前で演奏したことで話題となったギタリストでシンガー・ソングライターのゲイリー・クラーク・ジュニア(Gary Clark, Jr.)のメジャー・デビュー・アルバム「Blak And Blu」がランクインしました。



7位のストーン・サワー(Stone Sour)は、アメリカの4人組ロック・バンド、97年に一旦解散して、2002年から活動を再開、同年メジャー・デビュー・アルバム「Stone Sour」をリリースしています。

2年ぶり通算4枚目のアルバム「House of Gold & Bones - Part 1」は、2部作の第一弾、完結編のアルバム「House of Gold & Bones - Part 2(仮)」のリリースは来年早々になりそうです。



9位にクリスマス・アルバム「On This Winter's Night」がランクインしたレディ・アンテベラム(Lady Antebellum)は、グラミー賞を2010年から3年連続で受賞している3人組カントリー・ミュージック・グループです。

Rank. (LastWK) Arttist, Title
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01 (--) Taylor Swift, Red
02 (--) Kendrick Lamar, Good Kid, M.A.A.D. City
03 (01) Jason Aldean, Night Train
04 (02) Mumford & Sons, Babel
05 (--) Tony Bennett, Viva Duets
06 (--) Gary Clark Jr., Blak & Blu
07 (--) Stone Sour, House Of Gold & Bones - Part 1
08 (06) P!nk, The Truth About Love
09 (--) Lady Antebellum, On This Winter's Night
10 (03) Brandy, Two Eleven
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■ Billboard 200とは
ニールセン・サウンドスキャンによるセールス・データを基にした、すべてのジャンルを含む全米アルバムチャート。