今週は6枚の新譜がランクインしていますが、いづれもトップには達していません、そのため2週連続で1位だったジョン・メイヤー(John Mayer)のアルバム「Born and Raised」が7位に後退して空席となったトップには、68週間トップ10圏内をキープし続けているアデル(Adele)のアルバム「21」が返り咲きました。
このアルバムがトップに返り咲くのは3月17日付けアルバム・チャート以来14週間ぶり、トータルでは24回目、セールスでも全米だけで既にトータルで933.9万枚に達しています。
2位には、カントリー・ミュージック・シンガーのアラン・ジャクソン(Alan Jackson)がリリースした2年ぶり16枚目のアルバム「Thirty Miles West」がランクインしています。
3位のビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)は60年代に軽快なサウンドで金字塔を作り上げたロックバンド、代表曲に「Surfin' USA」や「I Get Around」などがあります。
デビュー50周年にあたる今年、オリジナル・メンバーのブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)が復帰してリリースしたアルバム「That's Why God Made The Radio」には、歳を感じさせないハーモニーと懐かしいサウンドが満載しています。
このアルバムの国内盤は、最新のオリコン総合アルバム・チャートの18位(洋楽としては4位)にランクインしました。
また、8月にはライブ・ツアーのために来日することが決定しています。
4位にアルバム「Americana」がランクインしたニール・ヤング(Neil Young)は、「Heart Of Gold」などの大ヒット曲で知られる北米を代表するロック・ミュージシャン、このアルバムでは2003年にリリースしたアルバム「Greendale」以来9年ぶりにロック・バンドのクレイジー・ホース(Crazy Horse)とコラボレーションしています。
5位のビッグ・K.R.I.T.(Big K.R.I.T.)は、数年前からプロデューサー兼フィーチャリング・アーティストとして活躍しているヒップ・ホップ・ミュージシャン、今年満を持してリリースしたデビューアルバム「Live from the Underground」がランクインしました。
8位には、5位のビッグ・K.R.I.T.や、全米No.1シングル「Black And Yellow」で注目されるようにアメリカの新鋭ラッパーのウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)など多彩なアーティストが参加しているカレンシー(Curren$y)のアルバム「The Stoned Immaculate」がランクインしました。
10位にアルバム「Bear Creek」がランクインしたブランディ・カーライル(Brandi Carlile)は、フォーク・ロック・シンガー、これまではアコースティック・ギターをメインにした力強いサウンドを持ち味にしていますが、このアルバムに収録されているシングル「That Wasn't Me」ではピアノをベースに語りかけるような楽曲に仕上がっています。
Rank. (LastWK) Arttist, Title
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01 (02) Adele, 21
02 (--) Alan Jackson, Thirty Miles West
03 (--) The Beach Boys, That's Why God Made The Radio
04 (--) Neil Young & Crazy Horse, Americana
05 (--) Big K.R.I.T., Live From The Underground
06 (04) One Direction, Up All Night
07 (01) John Mayer, Born And Raised
08 (--) Curren$y, The Stoned Immaculate
09 (06) Carrie Underwood, Blown Away
10 (--) Brandi Carlile, Bear Creek
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■ Billboard 200とは
ニールセン・サウンドスキャンによるセールス・データを基にした、すべてのジャンルを含む全米アルバムチャート。