犯罪は繰り返される | 実践女子大学虚偽告訴事件 本人訴訟

犯罪は繰り返される

下記の事件に巻き込まれた被害者は、最初思ったことは・・・ 

 「自分のけがは結果的には大したことはなく、一時は、自分が通報したことで、未来ある少年の人生を狂わせてしまったのかと、後悔したこともあった。だからその後、他の人にも同じようなことをしていて逮捕された、と聞いたときは、やはり通報してよかったと感じた。少年らそのものより、こういう少年を放置している社会や親に対して怒りをおぼえる」

最後の行を参考にしてもらいたい。社会が悪いのでないと思いますが、私の事件と対比すれば実践女子大学の経営と教授らが、犯行を助長しエスカレートさせたのと同じである。

将来がるからこそ、反省させ更生させることが大切にも関わらず、社会が悪いとか指導教諭が悪いとかは、甚だ筋違いである。

堺市堺区の路上で7月、自転車の無職男性(70)が、少年グループにすれ違いざまにゴム製のロープを引っ掛けられ軽傷を負った事件。被害にあった男性は、命の危険すら覚えた悪質な犯行に憤り、すぐさま110番し、大阪府警が捜査に乗り出した。さらに50代の別の男性会社員も、同一と思われるグループから同様の被害を受けていたことが発覚。17~18歳の少年7人が傷害容疑で逮捕された。「面白半分でやった」。男性会社員への犯行について少年らはそう話したという。すれ違っただけの見知らぬ人をターゲットにした悪質な犯行に、住民の間からは怒りの声が広がっている。

 1件目の事件は7月15日早朝に起きた。日の出前の午前4時すぎ、堺市堺区香ケ丘町の南海高野線浅香山駅の南約200メートルの路上。駅から少し離れた住宅街で、普段の早朝は静かな場所だ。

 被害を受けた男性によると、自転車を走らせていた男性に向かって、少年グループが前方から近づいてきた。少年グループは、約40メートル手前で二手に分かれ、3メートルほどの間をあけながら迫ってきた。

 すれ違ったときに、男性は「痛い」と感じ、ロープのようなものが首をつたっていくのが分かった。「ひもでひっかけられた」。瞬間的にそう思った。少年らは「狩りをするときの雄たけびのような」奇声をあげていたという。

 すれ違った瞬間、ロープを張っていたどちらかの少年が手を放し、転倒はしなかったが、男性は首に横約10センチ、縦約3センチのすり傷を負った。

 怒りを覚えた男性は、「110番するぞ」と怒鳴り、一瞬少年らと向き合う形になったが、相手が大人数だったため怖くなり、現場から約150メートルのコンビニエンスストアに「電話を貸してほしい」と駆け込んだ。

 「よっぽど、腹がたっていたのでしょうね。怒りで興奮していた」

 コンビニの女性店員は、当時の男性の様子を振り返る。店の前に公衆電話があることを伝えると、男性はそこから110番をしていたという。

「面白半分でやった」

 男性の通報を受け、大阪府警は殺人未遂事件として捜査を開始。現場近くの防犯ビデオに映っていた、自転車に乗っている少年グループの画像が、ニュースで繰り返し流れた。

 事件の翌日、16日の正午ごろ、高校生を含む17~18歳の少年7人が、堺署に出頭してきた。

 少年らは「わざとしたのではない」と弁明。「自転車で走りながらロープを引っ張って遊んでいた。危ないと思って手を離したが当たってしまった」と故意性を否定した。

 府警では、7人の言い分があまりにも一致しすぎていることから、「口裏を合わせている可能性もある」として、任意で事情を聞きながら慎重に捜査していた。

 しかし17日、事件は別の展開を迎える。別の男性が同様の被害を、堺署に訴えてきたのだ。

 犯行時間は、1つ目の事件から約40分後。約2キロ離れた堺市堺区大町西の歩道で、信号待ちをしていた50代の男性会社員が、背後から近づいてきた少年グループに、ゴム製ロープで腰付近を引っ掛けられ、さらに右腕をひっぱられてけがをしたという。

 この事件について、出頭してきた7人のうち、複数の少年が「面白半分でやった」などと供述。府警は7月26日、傷害容疑で7人を逮捕した。

じゃんけんで実行犯

 2件目の事件で、ロープを張って信号待ちの男性を引っ掛ける実行役を、少年らはじゃんけんで決めていたという。

 府警の調べに対し、少年の一人は「1件目でたまたまロープが引っ掛かって、こけそうになっていたのが面白くてやった」と話し、また別の少年は「おっちゃんをおちょくってやろうと思った」と供述しているという。

 道にロープやひもを張って通行人にけがを負わせる悪質な事件は最近、頻発しており、今年6月には大阪府東大阪市の市道で、20代の女性会社員が道を遮るように電柱などに張られたひもに接触し、首や鼻に軽傷を負う事件が発生。奈良市内でも5~6月にかけ、道路両脇の立ち木やくいを結ぶように高さ約1メートルのところに針金が張られるなどの事件があった。

相次ぐ同様の事件について、今回の堺市の事件現場近くに住む無職男性(64)は、「自転車で走っているだけでいきなり被害に合うなんて、怖くて一人で街を歩けない」と不安を訴え、また、近くの飲食店の女性店員は「いたずら気分かもしれないが、どんな結果になるのか想像できないのか」と怒りをあらわにしていた。

 大阪地検堺支部は8月15日、傷害の非行事実で少年7人を家裁送致。大阪家裁堺支部は、2週間の観護措置を決定した。さらに同17日、1件目の事件で17歳の少年2人が傷害容疑で追送検された。少年らは故意の行為だったことを認めたという。