脳細胞がそれでなくても死滅し続けてているのに 火に油を注ぐがごとく 酒を飲む
感覚が麻痺し その快感に酔い 前頭葉のブレーキが外れ 度を過ごす ![]()
その夜 たびたび目覚め 快楽は 苦痛に 変わり
翌朝 心身のだるさに 辛く苦い思いが 湧き上がる ![]()
その一方で 今夜の 酒のことを考えている
ウイスキーか 焼酎か 日本酒にするか ![]()
脳細胞が 現在よりたくさんあった頃から ほぼ 毎日 酒を呑んできた ![]()
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50年以上
いまさら 止めてみてどうなる と 思う一方で
酒という毒薬を あおり続ける日々の 虚しさの 中にいる
肝機能はなんとか 保っているが
飲酒行為という アクセルによって
脳細胞は 確実に 加速しながら 死滅して行く
行き着く先は 認知症か 脳機能障害か 心疾患か 癌か…
その果てには どのみち 死が待っているのだが
そこまでの 経路を 酒というナビ任せにして よいものだろうか ![]()
恐怖と快感とが隣り合わせの 飲酒 という ゲーム
命をすり減らしても 手に入る獲物は 無い ![]()
手放せば どうなのかね
網の中の その カジキ
サメに食われちまうのが オチだと 思うぞ ![]()

