こんばんは。

 

優櫻です。

 

 

私は、アーティストでは櫻坂46と高橋優、スポーツではベイスターズと大学駅伝が好きなんですけど、Xだとカルチャー垢とスポーツ垢で分けているんですね。だから、箱根駅伝のレース中は基本的にスポーツ垢の方でつぶやいていたんですが、ちょっとだけカルチャー垢の方でも箱根駅伝について投稿しまして。

それが「箱根駅伝完全ガイドのアンケートで好きなタレントに櫻坂46のメンバーを答えた選手」をまとめたものなんですけど。雑誌を買って選手名鑑をチェックして12月11日のチームエントリーに合わせてリストアップして投稿して、その時は本当にただの独り言みたいな感じで「いいね」の数も普段と変わらないような数だったんですよ。ただ、レース中にそれを引用する形で改めて往路を走るBuddiesな選手についてポストしたら、フォロワーが20人もいないアカウントなのに元の投稿にたちまち400件以上の「いいね」が付くという私史上初めての出来事が起こりまして。改めて箱根駅伝の注目度の高さを感じる出来事だったとともに、せっかくならもっとBuddiesの輪が大学長距離界にも広がってほしいなと思いましたね。

 

というわけで、2024年最初のブログは箱根駅伝の振り返りからやっていこうと思います。

往路、復路2回に分けて書きます。まずは往路から。

 

往路成績

優勝 青山学院大学 5時間18分13秒(往路新)

2位 駒澤大学   +2分38秒

3位 城西大学   +3分17秒

4位 東洋大学   +7分06秒

5位 早稲田大学  +7分52秒

6位 國學院大學  +8分54秒

7位 創価大学   +9分55秒

8位 大東文化大学 +10分41秒

9位 法政大学   +10分50秒

10位 順天堂大学  +12分04秒(10位との差)

11位 国士舘大学  +12分07秒(+3秒)

12位 帝京大学   +12分10秒(+6秒)

13位 中央大学   +12分22秒(+18秒)

14位 駿河台大学  +12分38秒(+34秒)

15位 山梨学院大学 +12分52秒(+48秒)

16位 東海大学   +13分20秒(+1分16秒)

17位 立教大学   +13分24秒(+1分20秒)

18位 中央学院大学 +13分29秒(+1分25秒)

19位 日本大学   +13分38秒(+1分34秒)

20位 東京農業大学 +15分20秒(+3分16秒)

21位 日本体育大学 +17分22秒(+5分18秒)

22位 神奈川大学  +17分37秒(+5分33秒)

23位 明治大学   +19分08秒(+7分04秒)

 

 

まあ、何と言っても青山学院が走り過ぎましたね。まさか5時間18分台が出るなんて思いもしません。1区の荒巻は分かりやすく駒澤の篠原をマークして走っていましたが、遅れてからも粘りました。それからの2、3、4区3連続区間賞。黒田の6分一桁も太田の59分台も想定以上、言葉を選ばずに言えば意味不明、なぜこんな走れるのかっていう走り。そして乗せてしまうと強いのが青山学院。佐藤、若林ときちっと走って往路優勝。本当に「ウソだろ?」っていうような爆走で制しました。

 

大本命の駒澤は2位。こちらも従来の往路記録は上回っていて、大八木総監督によればほぼ想定通りのタイムということでしたから、決して悪くはなかったんですよ。1区篠原が区間賞。鈴木も66分20秒、佐藤も60分13秒ですから全然悪くない。それなのに青山学院に先行を許したということで、動揺してしまっても無理はないかなという感じです。2分38秒差のビハインドという思わぬ展開となってしまいました。

 

そして3位が城西。前評判も高かったですが、それ以上の強さを見せたかなという感じがします。出雲・全日本と1区が課題となっていましたが野村が3位で滑り出すと、それ以降もしっかり区間一桁で繋いで小田原でも3位をキープ。最後は山本唯が雨の中前年の自身の記録を上回る69分14秒の区間新記録で駒澤と39秒差まで迫りました。今の方が函嶺洞門バイパス経由で20メートルほど距離が長いこと、雨でコンディションが悪かったこと等を考えれば十分に今井正人の記録と同じほどの価値があるといえると思います。

 

そして4位に東洋。上り調子でシードのボーダー校の中では上の方にいるかなと思っていましたが、ここまでやるのは流石だなと思いますね。2区梅崎、4区松山の配置がバッチリはまりました。5位の早稲田も伊藤を使えなかった中で、2区で大学記録を塗り替えた山口や、辻、工藤の健闘が光りました。

反対に予想よりも苦しんだなというのが國學院、創価になってくるでしょうか。國學院は2、3、4区と区間上位で走ったのですがあとの1区と5区が区間17位が響きました。創価も序盤は良かったのですが3区以降が不発。吉田響もレース前の期待を考えるとちょっと物足りなさの残るタイムかなと思ってしまいますよね。

 

そして青山学院の爆走のために、8位の大東大以降16チームが復路一斉スタートに。さらに8位大東大から19位日大まで12チームが3分以内、10位順天堂から19位日大まではわずか1分34秒差と、シード権争いは大混戦の状況で折り返すことになりました。

そんな混戦の中で上位に来たのは大東大と法政。5区を走り終わった後の菊地と細迫の抱擁は大変印象深いですね。菊地は前回は急仕上げだったそうですが、今回はじっくり準備して6人抜きの区間4位でシード圏内に押し上げてきました。法政は4区まで区間二桁で目立った快走はなかったもののシード圏内に入り、細迫も3度目の山で一番良いタイムでまとめました。

シードラインぎりぎりの10位は順天堂。この往路の顔触れならもっと前で折り返したかったところかなとも思いますが、三浦も故障明けだったようですからね。そして3秒差で11位に国士舘。1区22位発進からいつの間にこんな上げてきていたんだ、っていう感じでしたが、激坂王の山本雷に加えて、例年苦戦しがちな3区生駒、4区西田が良い働きをしましたね。さらに3秒差で帝京。福田でも小野でもなく1区に西脇は驚きましたがしっかり仕事をしましたし、前回苦戦した往路序盤を中位で乗り切りました。5区で失速してシード圏外になったものの十分射程圏内。

まさかだったのは中央。1区ではまっ先に集団から遅れ2区3区はトータルで前回より5分弱悪く、4区湯浅が区間3位と息を吐いたものの13位がやっと。16人中14人が風邪だったことが往路終了後に明かされ、それだと復路も厳しいか…?という感じになってきました。

それ以降は駿河台、山梨学院、東海、立教、中央学院、日大の順番。日大は1区と3区が素晴らしかっただけに4区5区で15個もポジションを下げてしまったのはもったいなかったですね。東海大も4区までシード圏内でしたが、5区で大失速してしまいました。20位の東京農大は前田が往路で使えなかったのが響きましたね。往路の出走がなかった時点で復路も走らないのではと思っていたら「7区で使う予定」というコメントが入りましたが、万全ではないんだろうなというのは推測できる状況でした。

日体大、神奈川、明治と優勝経験のある3校が往路では下位に沈む形となりました。

 

 

18年ぶりに雨のレースとなった往路を終えて、優勝争いは青山学院が圧倒的な優位を築き、駒澤の連覇・三冠に黄色信号が灯る状況。城西が大学過去最高の総合6位を上回る可能性も高まるってきました。一方で、その下のシード争いは史上空前の大激戦。一斉スタートで順位が分かりづらくなることも含めて、復路は目の離せない展開になることが予想されました。