「Vienna Ensemble Pro 6」買いました。
オーデラで244ドルくらいです。
トランプ大統領就任後は円安に振れるんじゃないかと思って、就任式前日に買いました。
3万円弱でした。
でも、就任式翌日から円高になりました*\(^o^)/*
今はちょっと円安だけどね。
VSTっていうテクノロジーがまだ世に出てない20年ほど前のDTMって、パソコンにMIDIインターフェイスをつないで、シーケンスソフトが外部音源にMIDI信号を送ってミキサーでまとめるっていう作り方だったので、パソコンのCPUってそんなに重い処理をしてなかったんですよね。
VSTテクノロジーが世に出て、パソコンの性能が大幅に向上し、大容量メモリー、大容量ストレージになって、パソコン1台で音楽作れるようになったのって、ここ10年ほどのことだと思います。
ですが、それでもDAWが受け持つお仕事は忙しくて、トラックが増えてくるとスパイクしたりしてバッファーサイズを大きく設定しなおしたり、打ち込み終わったソフト音源をオーディオに変換して負荷を減らしたりしますよね。
でも、パソコンの性能はまだ余裕があったりします。
それを解決してくれるのがこの「Vienna Ensemble Pro 6」(VEP6)です。
ソフト音源やプラグインエフェクトをDAWの外に出して、DAWがやるお仕事を減らしてしまうっていう結構画期的なソフトウェアだと思います。
20年前の外部音源ラックやエフェクターラックの役割をVEP6がしてくれます。
DAWはMIDI信号をVEP6に送って、VEP6はソフト音源の音声信号をDAWのミキサーに戻してくれます。
こうすることでDAWの負荷を減らせて、パソコンのCPUを効率的に使えます。
VEP6のすごいところは購入するともらえる3個のライセンスを使って、メインパソコン1台、サーバーパソコン3台まで、最大4台のパソコンをギガビットイーサネットワークにつないで大規模システムを組めてしまうところにあります。
しかも、それぞれのパソコンにオーディオIFが必要なく、すべてLANケーブル経由してメインPCのDAWに音声信号が戻ってきます。(VEPライセンスとプラグインライセンスはそれぞれのパソコンに必要)
そしてなんとVEP6のプロジェクトファイルは、DAWのプロジェクトファイルに含まれるので、いちいちVEP6で保存操作をする必要はありません。
VEP6立ち上げてDAW立ち上げると、ちゃんとトータルリコールします。
と、まぁ良いことばかり書いてますが、デメリットとしてはVEP6側の操作アクション増えて、ルーティングを考えないといけないことですかね〜
StudioOneは右側のブラウザーからプラグインをドラッグアンドドロップするだけで立ち上がるのですが、VEPはプラグインとして使うので、VEPをドラッグアンドドロップした後にVEP側でプラグインを立ち上げたり、チャンネル設定したりの操作が増えます。
自分は面倒くさがりなので、よく使うソフト音源はプリセット化しました。
これで今までの操作と「ほぼ同じ操作」でプラグインが立ち上がります。
VEP6の機能「Auto Rise Instance」にチェック入れておけば、表示させたいプラグインチャンネルのVEPを立ち上げるだけで、自動的に対象のインスタンスを前面に出してくれるので、2個のソフトウェアを使ってる感をそんなに感じません。
StudioOneではアホみたいに簡単だったオートメーションが、VEP使うとちょっと操作をしてあげないとダメですが、そんなに難しくはないです。
オーディオ信号もVEPへ送ってエフェクト処理してDAWに戻すってこともできるので、激重FXプラグインを逃がすってこともできます。
と、まぁ、色々と長々と書いてしまいましたが、ソフト音源をたくさん使って曲作りしてる人にはマストアイテムじゃないでしょうか?
あぁ〜 曲作ろ♪( ´▽`)
『追記』
StudioOneではVEP6がアクティブの時にスペースキーで再生/停止が効かないです。
これはちょっとめんどくさい不具合(ー ー;)