昨日、1人、仲間に加わりました。

 

シンセサイザーです。

 

「え!?」と思われるかも知れませんが、GEMBIはそういった現代の音も取り入れます。

時代の多様性であります。

1300年前の雅楽、室町以降の能楽、江戸時代辺りからの歌舞伎……などの伝統の音ももちろんですが、それよりよく演出する為には、こういった楽器も必要だと考えています。要は「使い方」です。陳腐にならないようにセンスよく使う事、それも能力です。

アナログな部分がただ単に残念な感じになるのか、、、それとも巧い使い方をして、より際立たせるのかは、腕の見せ所。

だから、シンセのプレイヤーは誰でもいいと言うわけには行きません。

 

今回参加してくれるメンバーは、シンセのマニピュレーターと言うオペレーター的な(プレイはあまり出来ないが、そういうものの使い方に長けている)人をと想ったんですが、やっぱり、マニピュレーターも出来るし、ちゃんとプレイもできる人、、、となり、彼になりました。

プレイヤーとしての実績もバッチリです。で、ここは野球でいうところの「2番バッター」に徹してもらいたいので、その旨を先に伝えました。

いや〜、楽しみです。コミュニケーションもばっちり取れる間柄なので、なによりもそこが大きいです。

あたりまえですが、人間性もバッチリ。

 

このグループのメンツを集めるに当って、この「人間性」や「考え方」と言うのはとても大事です。

ですが、超一流の人と言うのは、人間性も素晴らしい人が多いです。

 

それから、もうひとり、バス・トロンボーンを追加致します。

彼は某交響楽団所属で、その界隈では知らぬものはいないはずです。昔、音大に通うバストロの子、数人に「目指すプレイヤーはいる?」と聞いたら、皆、彼の名前を挙げていました。

彼は「是非、参加したい!」との事ですが、実は未だスケジュールの確認ができていません。

オーケストラの決まりと言うのは、その団によって較差は有るのでしょうが、「定期演奏会」などのイベントは、やっぱり降りるワケには行かないのだと思います。

もしも、彼がダメならば、バストロは彼以外考えられないので、別の楽器パートになります。ですから、決まるまでアレンジは出来ません(笑)。

前にも書いたかも知れませんが、あたしがアレンジをする場合、そのプレイヤーの顔を想い浮かべながら書きますので、同じ楽器編成でも、誰がその楽器をやるかで、アレンジは多少変ってくるのであります。「この人にこんなフレーズ吹いて貰ったら映えるよな〜」、「この人だったら、ココはあえてこう言うフレーズにしよう」とかってなってくるのです。

 

次はファゴット、打診いたします。

一応、候補は2人に絞りました。

ファゴットって音量も小さく、Tuttiとかでは聴こえなくなる事が多くなりますが、でも、いるかいないかで一味もニ味もサウンドが変ると想います。

ライヴの場合、技術ももちろんですが、弾きっぷり、吹きっぷりがいいかどうかで、お客さんにあたえる印象は変わると思います。

オケなんかの演奏会を観ていると、言っちゃ何ですが、「この人、ホントにミュージシャン?」と言うオーラの人とかがいますが、GEMBIはバンドなので、それではダメだったりします。

それから、演奏していない時、例えば「休符が長く続く時の所作」も重要です。あたしはNBAバスケットが好きなので、ここを「オフボールの時の動き」と言う風に言っているのですが、ここがいいと、お客さんに与えるイメージはグッと変わりますし、これはたとえオーケストラでも、あたしは大事だと考えています。あたしは吹奏楽の指導をしてた頃、部員達に「休符も演奏だよ」と口が酸っぱくなるくらい言ってました。決して見た目だけで言ってるわけでもありません。

 

さあ、段々メンツの枠が埋まってきています。