フランベできるのは誰のおかげ?
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
写真は昨日の晩ご飯、豚ロースのディジョン風ソースです。
ちなみにゴロゴロしているのはジャガイモではなく、カブです!!(`Θ´)
実は、今回はじめて「フランベ」というやつをやってみました。
フランベというのは、ブランデーなどを鍋で引火させてアルコールを飛ばしながらお肉などに風味を付ける方法です。
つまり・・
ファイヤー (炎Θ炎) フハハハハハハハ
これまで勝手に火がついてしまうことは何度もあったけど、意図して燃やしたのは初めてです。
非常に楽しかった・・・やっぱ火はいいです!美しいです!
ただ、後で彼女が気づいたのですが、換気扇に貼り付けているフィルターが溶けてました(笑
フランベ効果かどうかはよく分からないながらもお肉は確かに美味しくできていましたが、毎回フィルターが溶けるのは困ります。
もうちょっと慣れたら火勢のコントロールも出来るようになるとは思うのですが・・・(`Θ´)
炎は燃焼によって放出されているエネルギーが目に見えている状態ですが、この現象が発生するためにはいくつかの条件が必要です。
1・燃えるものが存在すること
2・酸素が存在すること
3・火もと
だそうな。ふむふむ。(`Θ´)
昨日私が行ったフランベはブランデーのアルコール分に引火して炎が上がっていたわけですが、そもそもアルコールは果汁や穀物をイースト菌に発酵させることで作り出された物です。
イースト菌と言えば、私が今年一番凹んだ事件を思い出します・・・モチ・・・(詳細はこちら )。
とにかく、フランベをする大前提にイースト菌の存在が不可欠なわけでして・・そう考えると「イースト菌」だなんて呼び捨てにするのが失礼なんじゃないかと思えてくるのです。
イースト菌氏 (`Θ´)
しかしイースト菌氏が作り出したアルコールは勝手に引火したわけではありません。
私が予めフライパンを温めておいて、ブランデーを入れて鍋を傾けたから引火したんですよね。
じゃあどうやってフライパンを温めていたのかというと、言うまでもなくこれはガスコンロがやってくれたことです。
ガスコンロが噴射しているガスは液化天然ガス(LNG)ってやつらしいですが、これの主成分はメタンという物質です。
だとすると、私たちは自ら炎の元を生み出しているわけですので、イースト菌氏のことを有り難がる必要はないんじゃないか・・・
アルコールが燃えたのは確かにイースト菌氏の作り出した材料を使わせてもらってはいるが、一番大事な引火に人間の偉大なる英知が使われているじゃないか!やはりイースト菌と呼び捨てにしてもいいんじゃないか!
そう思われるかもしれません。
しかし、実は天然ガスだって私たちが生み出したものとは言い難いわけで、文字通り天然なわけだし・・・決して実験室で作り出しているものではなくて、地面から出てくるものなんですよね。
天然ガスは石油とともに噴出してくる場合が多いのだそうです。
石油の成り立ちに関してはさまざまな説があるようですが、現在有力なのは有機説と呼ばれるもので、この説明によると石油は古生代から中生代の海洋生物や陸上の植物の死骸から形成されています。
つまり石油と一緒に出てくる天然ガスも、やっぱりなにかしらの生命が生成したものと考えるのが自然なんじゃないでしょうか。
だとしたらやっぱり人間ではない誰か他の生き物のおかげでフランベ出来るのだと言えそうです。
大昔のプランクトンがいなかったら、ガスコンロからはなにも出てこないわけです。
こうなったら、プランクトン氏と呼んで敬意を表する他ありません(`Θ´)
考えてみると、私たちが目にする炎のほぼ100%に生命由来の有機物が関係していて、上で挙げたアルコール、天然ガス、石油、それに石炭もやっぱり植物などが炭化したものです。
人間が使っている資源エネルギーと呼ばれるもの・・たぶん全てが大昔の生き物が生み出したものなんだと思うのです。
地球は何十億年もかけてこうした貯金を行ってきましたが、私たちはものの100年程度でこれを全部吸い上げ尽くす勢いを持っているわけで・・・なんだかとってもイビツな文明。
貯金が無くなった時のことを考えるとほんとゾっとします(`Θ´)
ところで、ここ最近注目を浴びているエネルギーに燃料電池がありますが、これが実用化されると私たちは化石燃料に頼ることなく、水からエネルギーを抽出することができるようになります。
燃料電池は水素と酸素を電気化学反応させることによってエネルギーを取り出すので、燃焼させても出てくるカスは水だけ。
水からエネルギーを取り出し、水に戻すことが出来るという・・・これは本当に理想的なことだと思います。
私たちは、なにかを燃やすと
二酸化炭素が出る
というイメージを持っていますが、そもそも二酸化炭素が出るってことはなんかしらの有機物を燃やしていることになるわけですよね。
燃やした時に発生する二酸化炭素は、生命の痕跡なんだな (`Θ´)
えげつない言い方をすると、誰かさんの死体やら、そこから発生したガスが燃えているから二酸化炭素が出るのです。
今後いろいろな技術が生み出されていき、他の生き物が大昔に作ったなにかに依存しなくて済むようになったら、これほどステキなことはないんじゃないかと思います。
恐らく、外見からガソリンで動く車と燃料電池で動く車を判別することは出来ないと思います。
それらの技術が実用化されても、きっと私たちの生活は外から見て変わるようなことはないんじゃないでしょうか。
しかし、その両者の文明は似て非なる物・・・
本質的に異なる、全く新しい文明の幕開けなのだと考えています。
今後のことを考えると、自分たちでエネルギーを作り出せるということはとっても重要なことです。
もしかしたら10年後くらいに、私は水素でフランベしてるかもしれません・・・(`Θ´)
いや・・まぁそれはないか・・・風味つかないだろうし・・・
というわけでイースト菌氏には、これからも永代にわたってヨロシクお願いしたいと思います。
