安物コーヒーの復讐 | 複雑系レトリック~自営業白書~

安物コーヒーの復讐

コーヒー


こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



だいぶ前にコーヒーについての記事を書きました(こちら )。


私は本当にコーヒーが大好きで毎日1リットルくらいは飲んでいると思います。



これだけ大量に消費しますので安物のコーヒー豆を買っていましたが、上でご紹介したうりぼうさん に教えてもらったコーヒー屋さんを試してみたところ、あまりに香りと味に差があるのでびっくりしました。


この土居コーヒー のコーヒーはほんとうまいッス!



かなり惚れた!今まで買ってたやつの2倍以上の値段なんですが、私は十分にその価値があると思ったわけです。


知ってしまうと他は飲めなくなる・・とまで言えるかもしれません。




ところが実は、前に買いだめしておいた安物のコーヒー3袋も残っていたんですよ!!!


捨てるわけいかんし!それを消費する必要がありました。




嗚呼・・まずいとまでは言わないが、香りがしない・・・・極めてゼロに近い。


そんなわけでここ1ヶ月くらいなんとなくゴキゲン斜めだった私・・・・(笑


いつもはコーヒースプーン2杯分の豆をミルに入れているのですが、それを2杯にして迅速な消費を心がけた私・・・(笑



彼女も少しですがコーヒーを飲みます。しかし土居コーヒーからこの安物に切り替えた直後から目に見えて飲む量が減ったとです


「コーヒー、どうぞ。飲んでね。」


「・・・ありがとう。後で飲む。」




そして先日、安物のコーヒーをやっと消費しきって念願の土居コーヒーにカムバックいたしました。


お か え り !






最後の最後にいれた安物のコーヒーを飲んでいる時、なんだか口の中に異物感を感じました


「あら?豆が混ざったかな?」



取り出してみると指先くらいの大きさのでした。虫って、あれね、昆虫ね。


ちなみになんでか分かりませんがすでに死んでいました。溺死だと思います。





うぎゃあああああ!


虫が虫が虫が虫が!


口の中に口の中にはいはいはい


・・・




まぁいいか。





私はブログの記事で細かいことを申し上げることがありますが、その実本心の部分ではわりとどうでもいいと思っています。


細かいことにはこだわらないほうです。




そんなわけでコーヒー豆とほぼ同じ大きさのカナブンみたいな昆虫を取り出して彼女に報告しました。




「見る?」


「でかい?」


「ううん、小さい」


「見る」


「ホレ」


「うぎゃあああああ!!!」




やっぱりね。




彼女は昆虫という種族に対して本能的な恐怖を感じる人です。





彼女が恐怖を感じる昆虫のプロパティはわりと明確で


・黒い


・飛ぶ


この2点が満たされている場合はたいてい大騒ぎする元凶となります。

だからクモとかは比較的平気らしい。飛ばないから。




そんな彼女が最も恐怖する昆虫は、多くの方と同じようにアレです。


例のアレですよ。ね。女性の敵!!!


男性にもダメな人多いけど。




「なんであんなもん怖いの?そりゃきもちわるいけどさ」


「だって黒いじゃん!飛ぶじゃん!怖いじゃん!」


「でもさ、絶対むこうのほうが怖いと思うよ。目測で1000倍はあると思われる動物が自分のことを発見して大騒ぎしてるんだからさ。の身にもなってみてよ。」


「関係ないでしょ?」




立場が変わればものごとの真実も変わるものです。


もし私がの立場になったとして、超巨大生物である彼女が自分を発見して踊り狂うところを想像すると、恐怖で足がすくみそうになります。


スケール的には東京タワーくらいの大きさでしょうか。

東京タワーくらいの大きさの生物に追いかけ回されるところを想像して、心安らかにいられる人はいないでしょう。





さて、私の口の中に入ってきた虫の顛末ですが・・・


「ねぇねぇ、なんでこんなことがあり得るんだろうね?だいたい家の中でこんなでかい虫見たことないよね。それがなんで俺のコーヒーの中で溺れ死んでるんだろうね。なんでだろうね。


「知らないよ!」



だよね、だよね、だよね。




とりあえず虫をトイレに流した後に写真撮っておけばよかったと後悔しました!



一応全部ちゃんと飲みましたので粗末にしたとは言えないまでも、なんとなくいい加減にコーヒー豆を取り扱ってバチが当たった私ですが、今は気に入ったコーヒーを飲みながら至福の一時を過ごしております。