変態ギタリストと呼ばれた男 | 複雑系レトリック~自営業白書~

変態ギタリストと呼ばれた男

ペット2

こんにちは。股ぐらがゴワゴワしている複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?


マミ姉昨日の記事 に触発されてアニメを作成してみました。

我ながら力作!!



さて、本日は芸術の話をさせて頂きます。


私は10代後半から20代前半までギターを弾いていました。

そして私には非常に尊敬・・・というかほとんど崇拝しているギタリストがいます。



スティーブ・ヴァイ



誰もが知っているというわけではありませんが、その道においては非常に有名な人です。


90年代後半を代表するロックギタリストの一人で、彼のあだ名は・・・



変態ギタリスト 


どうですか、この異名!!まじでしびれます!!



そもそも音楽とか芸術とかっていうのは、誰かと同じことをやっていても仕方がありません。つまりオリジナリティーがないと、特にビジネスにしようと思ったらムリがあるのだと思います。


二番煎じ・・・焼き直し・・・そんな風に言われるミュージシャンは長続きしないと思います。



そんな中でこの「変態」という称号を与えられたギタリストは私の知る限りスティーブ・ヴァイだけ。

つまり、それくらいオリジナリティーに・・・個性に溢れたギタリストなんです。



当時はスティーブ・ヴァイのプレイスタイルは誰にも似ていませんでしたが(敢えて言うと師匠のジョー・サトリアーニくらい)、あれから数年たった今となっては同じような弾き方をする人も増えてきて、ある意味でコンサバなものとなりました。

(コンサバとプログレについてはこちらの記事 をご覧下さい)


一見、むちゃくちゃな音の配列に見える彼の音楽は、ギターの世界を広げるという意味で非常に貢献したのではないかと思います。





スティーブ・ヴァイギターでしゃべる男として有名です。


ワウペダルという機械を使って、人間がしゃべるようにギターを弾きます。


たとえば「OK」とか言うんですよ。すごくねぇ?(笑

これがオーケーに聞こえるところが不思議です。


その他にも結構複雑な台詞をギターでしゃべります。ほんと、どうやってんだろう・・・・





しかし、彼が変態と呼ばれる所以はこの「ギターでしゃべる技術」だけではありません。





たとえば、イヤホンで聴いたら5秒で「うぎゃああああ」って言いたくなるような曲などがあります。


まぁ、曲っていうか・・・うーん・・・


この曲はハエの羽音が録音されているのですが、その音がイヤホンのスピーカーを振動させて耳がかゆくなるんですよ。



あーかいかいかいかいかい・・・・はんぱじゃねぇ!!!


多分、イヤホンでこの曲(?)を聞ける人はいません。




彼にはジュリアンという息子がいますが、ジュリアンがしゃべりはじめた頃の無意味な「あー」とか「だー」などの声を録音し、それをつなぎ合わせてボーカルパートを作っている曲などがあります。


何時間くらいかかって録音したんやろう・・・(笑


完成品は、小さい子どもが「だーよーがー♪」って歌ってるように聞こえるんです。


音を聞いている限り、それらをピッチシフトなどの機械で修正している気配はありません。

純粋につなぎ合わせているんですけど、もちろん子どもの声なんて音程がばらばらです。


それをなんとなく一つの歌に仕立て上げるというのは、想像しただけでも相当に時間のかかる作業だろうと思います。



ちなみにジュリアンが誕生した直後に発売されたアルバム・・・・


アーティスト: STEVE VAI
タイトル: Sex & Religion


このSex&Religionというアルバムの中には女性がものすごい声で叫び声を上げている部分があります。


実はこの叫び声・・・・

































奥さん(笑 



スティーブ・ヴァイの奥さんです。叫んでます。ものすごいです。



この叫び声はスティーブ・ヴァイの奥さんがジュリアンを出産するときに陣痛の痛みのために発したもの。




つまり、この人は分娩室に録音機材を持ち込んで奥さんの叫び声を録音したわけですね。ふーん。


また当然のようにこの叫び声にあわせたリズムで音楽を作り、それをラップさせています。アホや(笑


この曲のタイトルはズバリ


Down Deep Into The Pain





・・・やっぱ変態です。






既存のどのギタリストにも似ていない表現方法を駆使してソリッドな音楽を作り上げる変態ギタリスト


変態という言葉を最高の賛辞にまで高めた男であると言えます。



嫁さんの叫び声を音楽にしてしまったり、息子の声でモザイク音楽作ったり、耳がかゆくなったり、とにかくスティーブ・ヴァイはメジャーレーベルであるにもかかわらず音を楽しんでいる様子がとても伝わってきます。



音を楽しむ。音楽の基本だと思います。




もちろんそういう実験のようなことばかりではなく、ギターのプレイそのものもとても斬新で大好きです。



スティーブ・ヴァイは、私が世界で一番好きなギタリストです。






 

複雑系レトリックはアメーバブログの大規模メンテのため、週末はお休みとさせていただきます。

次回記事アップは月曜日の予定ですので、メンテ明けも変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。


メンテ延期するそうです。

まあ変な状況で強引にやられるよりはいいのですが。振り回されるのう・・・(笑

詳細はこちら



(ShakeHipさん サンキュー!!)