あとになって知るのです。
あぁ、あの方は「私がしっかりしなきゃ!」って思ったんだなと。
そして、僕の残念な正体とは!!
12月27日、旅の往路。
敬愛するアーティストさんの公演に参加するべく、
随時合流し四人が乗りこんだ大山から佐賀へ向かう高速道路上の車内にて。
あらかじめ立ち寄ることを決めていたサービスエリア(SA)が
走っても走っても見当たらず、
「あれっ、SAどこ行った?」と戸惑うドライバーの僕と同乗者2名に、
後席から「SA,通過しました。」と、ただ一人状況を把握されていた、しっかり者さん。
仕方なく次の休憩スポットへ向かうも、
「もう直ぐです。」
「ここです。」と、
まるで先日泊ったリッツ・カールトンのコンシェルジュのように
ソフトで的確なガイドをしてくださいました。
その夜。
今回のメインイベントの公演が終了♪
感動と興奮冷めやまぬなかホテルまで帰り、
立体駐車場にクルマを預けます。
立駐って中のゴンドラが運ばれてくるまで、けっこう時間が掛かるので、
サッと停められる平面駐車場しか知らない田舎もんには非常にまどろっこしい時間。
ようやくクルマを停めて部屋に戻ったところでスマホをクルマに忘れていることに気づき、
また立駐まで降りて係員さんにお願いし、
さっき停めたばかりのクルマを再び出してもらう。
ここでまた時間が掛かる。
ようやくクルマが出てきてドアを開けようとしたら、
今度はクルマの鍵を部屋に置いてきたことに気づき、
係員さんにお詫びをして鍵を取りにまた部屋まで戻る。
無事に車内からスマホを取り戻すまでにどれだけの時間とご迷惑と情けなさを感じたことか。
公演でゆげちゃん&ゆきちゃんの歌やティーンズのミュージカルを観て愛に包まれていなければ、
折り重なる自分のあまりの無様さに心が折れてたかもしれない。
もしかして僕ってポンコツなのか?
そんな疑念が生まれた一日でした。
12月28日。
前日に助けていただいたしっかり者さんは別の予定あり離脱。残された三人組。
お泊りしたホテルの朝食ブッフェの会場にて。
トレーの上にサラダのドレッシングを盛大にぶちまけるAさんや、
食事中ほっぺたにキャベツをつけて、取っても取っても顔や服にまたキャベツを付けるBさんなど、
朝から安定のポンコツぶり。
今日は僕がちゃんとしなきゃ!と気合を入れる。
旅の復路。
ちょっと嫌な予感がしたので気を張りながら運転し、市街地を抜け無事に高速道路に乗れる。
ここまでくれば大丈夫と気が緩んだのか、曲がるべきジャンクションを素通り。
慌てて最寄りのインターチェンジで降り、
「特別転回」の手続きをしていただき、高速を降りなかったことにしてUターンさせてもらう。
朝からここまで、ぐっだぐだの三人組。
しっかりしてなきゃいけない僕のポンコツっぷり。
疑念が確信に変わった瞬間。
ポンコツを「お帰り~💛」と自分の中に戻します。
ギター侍の名セルフ「残念ー!」が頭の中でリフレインしていました。
他人が驚くくらいに、これまで僕が事前に旅の計画を綿密に作成していたのは、
そうしていないと何かをやらかしそうで僕自身が安心できなかっただけだったのだ。
いや、自分でもずっと旅のスケジュールを組むのが好きかと思ってたけど、
あれはただ失敗するのを恐れていただけだった。
まったく、とんだ勘違いだ。
だけどね。
ポンコツってすごく楽ちんだし、
平凡な日常に予告なくドラマを生みだすから刺激的なんだよね。
食事に寄ったSAで、ク
ルマに戻る前にトイレに行くか行かないかでしばし議論を始めるポンコツ三人組。
「ここで行かなくても、尿意発動!って言ってくれたらいつでも停まるよ~w」とか言ってたら、
「尿意ドン!ですね♪」とか想像を超える答えが返ってくるし、ポンコツは愛すべき存在だ。
というポンコツ宣言でした。
以後、お見知りおきください(笑)
あ~ぁ、残念!
展開ご案内図っていうプリントが用意されっているってことは・・・(笑)
こんなぺら紙一枚でポンコツに理解されると思うなよ!
信じられないと思うかもしれないが、まったく読んでないからな!
もちろん優しい係員さんが身振り手振りで丁寧にお知えてくださいました (ᵔᴥᵔ)
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