季節もすっかり秋となり、緑の葉っぱも赤になりつつある駒沢で去年の王者MRCとの試合がキックオフされた。
日本一になるためには絶対に倒さなければいけない相手。去年の因縁を晴らすため、こんぷれっくす65人は全員で王者に立ち向かった。チャレンジャーとして。

開始早々、MRに攻め込まれ、ラックサイドを相手9番にブレイクされるとそのままズルズルと先制されてしまう。
しかし、今日のこんぷは完全にチャレンジャー。この日は前を向き続けた。
まずは、相手陣に攻め込み、サインプレーからCTB山田将大がトライを奪い、7-7と試合を振り出しに戻す。
その後こんぷは我慢の時間が続く。タックルを続け、モールを止めて何度もピンチをしのぐ。
ついにトライラインを割られてしまうが、こんぷも10→12→14と繋ぎ、最後にボールを受けたFB田中義泰がトライを奪う。
この日は我慢の時間が長かった。こんぷはタックルを続けるが引き倒すタックルやボールを狙うタックルで徐々に後退していく。ボールを奪っても軽いプレーでミスを続けまた後退していく。
結局前半を14-21で折り返す。

迎えた後半。
先にトライを奪ったのはMRだった。
キックを中心に攻めてくる相手に対し、こんぷもキックで応戦したが最後は下げられてしまい、その後のラインアウトもターンオーバーされトライを奪われてしまった。
次のトライもペナルティーから自陣ゴール前へボールを運ばれ、モールで奪われてしまった。

こんぷはその後怒涛のアタックを見せるが、要所でミスを続け、トライを奪うことができない。
相手の刺さるタックルにもやられ、前に出ることができない。
何度もチャンスはあったが、タップミスやノックオンでボールは相手へ。
結局そのままノーサイド。
結果は21-33という結果だった。

この日のこんぷは全員必死だった。フィールドの15人はもちろん、こんぷのメンバー全員が必死にこんぷの勝利を夢見ていた。

しかし、MRに負けたものは多かった。
MRにはミスが少なかったし、取るべきとこでトライを取っていた。
ラグビーの基本的な部分で完全に負けていた。
相手のキック処理はほとんどがノーバウンド。しかしこんぷはそうではなかった。
相手のアタックはほとんどミスがなかった。しかしこんぷはそうではなかった。
相手のタックルはほとんどが低かった。しかしこんぷはそうではなかった。
丁寧なラグビーが相手には徹底されていた。

この日の試合は細かい部分で負けていた。
タップミスやペナルティー、ノックオン、キック処理、ラインアウト。
もっと基本的な部分、丁寧なラグビーを心がけること。
強いチームになるために絶対必要なことである。


ラックサイドを抜かれたところ、ポストのところを破られた。
もう一度確認したい。

カウンターのキックのチョイスももう一度確認したい。

ゴール前のアップディフェンス。待ってしまっている人がまだまだ多い。
ゴール前だからこそ相手を下げなければいけない。もっともっとディフェンスに集中したい。


もう負けることはできない。
最終戦の相手はGWRC。ここまで唯一全勝の相手である。
この試合がクラブ選手権の決勝戦となる。
日本一をしっかり意識して、今年のこんぷがやってきたことをすべて証明してあげよう。

崖っぷちのこんぷ。
全員で勝とう。



1佐藤 浩史
2梅崎 裕太
3篠田 隆平
4上原 大樹
5井上 啓史
6小神野 豊
7秋庭 伸也
8青木 貴之
9廣長 春樹
10長嶺 光朗
11田中 耕平
12山田 将大
13石原 昭平
14伊藤 祥吾
15田中 義泰
16井上 紘典
17飯野 雄貴 ← 篠田 隆平
18三澤 元気
19水谷 一優
20杉本 優太
21新井 昌敏
22渡部 大輔


この日、試合会場まで足を運んでくださったたくさんのOB、OGの方々や親御さん方、本当にありがとうございました。
これからもご支援、ご声援よろしくお願いいたします。