みんなの党、混迷再び 浅尾氏ら執行部のかじ取り難しく四分五裂
2014年9月12日(金)5時0分配信 カナロコ by 神奈川新聞
みんなの党が再び、混迷の度を深めている。4月に8億円借り入れ問題で“退場”した渡辺喜美前代表が10日夜、浅尾慶一郎代表(衆院4区)の党運営を公然と批判、辞任論にまで言及したからだ。11日には大熊利昭衆院議員が離党届を提出し、月内の結党を目指す「維新の党」への参加を検討する意向を表明。みんなは四分五裂の様相を呈しており、浅尾氏ら執行部は難しいかじ取りを迫られている。
「野党再編にかじを切るなら党は空中分解する。辞めてもらいたいとさえ思っている」。渡辺氏は所属国会議員との会合後、浅尾氏への不満を記者団にぶちまけた。代表時代は安倍晋三首相との信頼関係をてこに政権への接近を図り、最近は「与党再編」を唱える。6日に日本維新の会の橋下徹代表と会談した浅尾氏の動きが「野党再編への傾斜」と映り、批判の矛先を向けたとみられる。
これに対し、浅尾氏は11日、「明日にでも維新、結いの党と一緒になるのではという危機感を持ったのだろうが、そういう話しは一切ない」と否定。「党政策の実現が第一で、この段階でどこかの党と一緒になることはあり得ない」と表明した。
一方で大熊氏はかねて維新、結いとの合流を主張してきた野党再編派で、くしくも党内で真逆の立場の渡辺、大熊両氏がほぼ同時に行動を起こす結果に。方向性が共有されない党内事情が露呈し、浅尾氏ら執行部に再編への姿勢を明確にするよう求める声が強まりそうだ。
「代表は辞めたが、党の創設者の立場と誇りを捨てたわけではない」と、復権に強い意欲をみせる渡辺氏。浅尾氏は「言いたいことがあれば直接言ってほしい」。約1年前に党運営や再編へのスタンスで対立し、最終的にたもとを分かった当時の渡辺代表と江田憲司幹事長(現結いの党代表、8区)の関係をほうふつとさせる事態に、ある議員は嘆く。「この道はいつか来た道だ」
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国民のためという感じは一切ないですね。
2014年9月12日(金)5時0分配信 カナロコ by 神奈川新聞
みんなの党が再び、混迷の度を深めている。4月に8億円借り入れ問題で“退場”した渡辺喜美前代表が10日夜、浅尾慶一郎代表(衆院4区)の党運営を公然と批判、辞任論にまで言及したからだ。11日には大熊利昭衆院議員が離党届を提出し、月内の結党を目指す「維新の党」への参加を検討する意向を表明。みんなは四分五裂の様相を呈しており、浅尾氏ら執行部は難しいかじ取りを迫られている。
「野党再編にかじを切るなら党は空中分解する。辞めてもらいたいとさえ思っている」。渡辺氏は所属国会議員との会合後、浅尾氏への不満を記者団にぶちまけた。代表時代は安倍晋三首相との信頼関係をてこに政権への接近を図り、最近は「与党再編」を唱える。6日に日本維新の会の橋下徹代表と会談した浅尾氏の動きが「野党再編への傾斜」と映り、批判の矛先を向けたとみられる。
これに対し、浅尾氏は11日、「明日にでも維新、結いの党と一緒になるのではという危機感を持ったのだろうが、そういう話しは一切ない」と否定。「党政策の実現が第一で、この段階でどこかの党と一緒になることはあり得ない」と表明した。
一方で大熊氏はかねて維新、結いとの合流を主張してきた野党再編派で、くしくも党内で真逆の立場の渡辺、大熊両氏がほぼ同時に行動を起こす結果に。方向性が共有されない党内事情が露呈し、浅尾氏ら執行部に再編への姿勢を明確にするよう求める声が強まりそうだ。
「代表は辞めたが、党の創設者の立場と誇りを捨てたわけではない」と、復権に強い意欲をみせる渡辺氏。浅尾氏は「言いたいことがあれば直接言ってほしい」。約1年前に党運営や再編へのスタンスで対立し、最終的にたもとを分かった当時の渡辺代表と江田憲司幹事長(現結いの党代表、8区)の関係をほうふつとさせる事態に、ある議員は嘆く。「この道はいつか来た道だ」
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国民のためという感じは一切ないですね。