アメリカの年次教書(日本はこうしなさいというアメリカのほぼ命令)に沿って構造改革、郵政民営化、例外無き規制緩和、アメリカのハワイ州みたいにするための準備だろうが、裁判員制度、小学校からの英語教育、などが実施されつつある。
経済的にはアメリカに日本の国民の財産は簒奪され、日本の会社も外資に乗っ取られらりたり、弱肉強食社会、お金持ちのための格差社会が実現し、全てが日本州にいつでも移行できる準備が着々と進められている。
著者は脱アメリカを主張する。至極尤もである。今まで日米安保で確かに経済に特化できて経済大国に一時はなったが、それはもう昔のことで今は違う。せいぜい二流国である。日米安保も今後は日本州になるまでは基地として便利に使われるだけで、アメリカは美味しい物は吸い取ったので日本など守ってくれると思ったら大間違いである。アメリカの国力は現在惨憺たるもので、戦争を常時していないと回らない国アメリカも儲けるための戦争が失敗続きである。脱アメリカすると日本を誰が守ってくれるのか、というお馬鹿がいるが、日本の国、日本人の命と財産は日本人が守る以外には無い。つまり個別自衛権の強化である。あくまでも自衛に徹するが高度な物にする必要がある。これは憲法には違反しない。アメリカの年次教書に入っていると思うが、集団的自衛権などみとめたりしたら、アメリカが手に負えないで撤退するところに自衛隊が行かされることは目に見えている。
その辺は良心を失っていない見識有る洗脳されてない日本人には常識に属することだと思うが、善良な皆の衆に向けて、森田氏がマスコミ関係者から干されるよ、と注意されたにも関わらず、渾身の力を振り絞って書いたのだと思う。実際マスコミからは干されたようだ。個々の点では異論もあろうが、脱アメリカというポイントは正しい。今日正しいことをはっきりいうと論壇からは閉め出される。そういう世の中にどんどんなっていっている。
国土強靱化と言いながら、日本の背骨にトンネルを通して僅かの時間の短縮をうたい文句にリニア新幹線を通そうとしているが、日本の地下水源はズタズタになって、一体どういうことになるか想像も付かない。国土は地方の街興しにになる里山、奥山の地道な手入れが必要なことは、今回の広島の災害で十分分かったであろう。コンクリートは必要最小限しか使ってはならない。自然の摂理を良く理解して、自然力に委ねるのが基本であると思う。
ちょっと古い本ではあるが、好著であると思う。日本の将来を心配している人には。エライ人、金の亡者は日本州になって何が悪いのか、と開き直っているらしいが。
脱アメリカで日本は必ず甦る―アメリカの終焉と日本経済再生への道