4割以上が燃え尽き症候群…脳卒中専門医が抱えるむなしさ

2014年7月11日(金)10時26分配信 日刊ゲンダイ

 脳卒中の専門医の4割が“燃え尽き症候群”――。こんなショッキングな結果が注目されている。九州大学と国立循環器病研究センターが、脳卒中の治療に携わる脳外科医と脳神経内科医2564人を調査。「MBIスコア」という方法を用いて、「過度に疲れている」「虚無感を感じる」「やりがいを感じない」の3項目を調べた結果、医師の41・1%が燃え尽き症候群に該当したという。

 研究チームによると、一般人の燃え尽き症候群は2割前後。医師の割合はその2倍だ。さらに、重篤な医師は22%に上るというから深刻な問題だ。

「脳外科医などは週に1日ほどしか休日を取れず、65~69時間働いていることが分かりました。この数字は米国に比べて20時間ほど長い。日本の医師は長時間労働と睡眠・休日の不足を強いられているのです。米国では燃え尽き症候群が命に関わる重大なミスにつながることが分かっています」(国立循環器病研究センター予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長)

 今回は脳外科医を中心に調べたが、今後は他の分野の医師も調査する方針という。

 それにしても、医師が燃え尽きるとは驚くべき話。医学博士の米山公啓氏が言う。

「脳外科や脳神経内科の医師はストレスがたまりやすいのです。ほかの外科医は手術をして患者さんの病状が改善すれば、やりがいを感じることができる。ところが脳外科は患者さんが寝たきりになったり、後遺症が残ったりすることが多いのでいつもむなしさを抱えている。循環器内科などは常に最新の検査技術が導入されるため医師はやる気満々ですが、脳外科の技術はあまり進化していない。そのためマンネリ化に陥り、燃え尽き症候群になってしまう面もあります。国が予算を投じて医師の数を増やし、1人当たりの負担を軽減しないと、医療ミスが増える危険があります」


 医師の手当てが急務だ。

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なんか、世の中しわ寄せが偏っているような。